「宮崎駿展」が米アカデミー映画博物館で開催決定 博物館のオープン記念企画として
約300点以上の展示で宮崎駿監督のキャリアを振り返ります。
アカデミー賞を主催するアメリカの映画芸術科学アカデミーが、アメリカのロサンゼルスで「アカデミー映画博物館」の設立を発表。そのオープン記念企画展として「宮崎駿展」が開催されます。
「アカデミー映画博物館」は映画の芸術と科学に特化した施設。展示スペースを含む6階建ての建物に、球体空間が隣接します。プリツカー賞を受賞した建築家レンゾ・ピアノさんが設計を担っており、ハリウッド・ヒルズを一望できる屋上などが印象的です。
オープン記念企画展として開催する「宮崎駿展」は、「スタジオジブリ」企画制作協力のもと実施。北米で初めて、宮崎監督に焦点を当てた回顧展です。「となりのトトロ」やアカデミー賞受賞作品「千と千尋の神隠し」などのキャラクターデザイン、絵コンテ、セル画などを取り扱います。
「宮崎駿展」の開催にあたり、スタジオジブリ代表取締役でプロデューサーの鈴木敏夫さんは、感謝の言葉と共に「宮崎の才能は、見たものを記憶する力です。頭の中の引き出しから記憶を引っ張り出したりし、オリジナリティーの強いキャラクター、風景、建物を作り上げて来ました。今回の展示では、宮崎駿の創作活動の全てを見ていただければ幸いです」とコメントを残しました。
展示の概要は、トトロに登場するメイを追いかけて入るギャラリー「ツリートンネル」から始まり、「クリエイティング キャラクター」「メイキング」「クリエイティングワールド」「スカイビュー インスタレーション」「トランスフォーメーション」「マジカルフォレスト」と特色あるギャラリーが続きます。
最終地点の「マジカルフォレスト」では「もののけ姫」のコダマや自然描写を取り扱い、宮崎作品のイメージボードや背景画も展示します。また、アカデミー映画博物館内の劇場にて、日英両言語での宮崎作品の上映を予定しています。
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