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ネット炎上を疑似体験するカードゲーム「大炎笑」発売 「反省して」「調子にのるな」コメントの応酬勝負で炎上の恐ろしさを学ぶ

今回の一般販売開始以前から、多くの学校でリテラシー教育に用いられています。

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 ネット炎上をシミュレートしたカードゲーム、「大炎笑」が発売されました。価格は2200円(税込)。炎上における感情の動きや恐ろしさを、勝負を通じて学べます。

2017年にクラウドファンディングで成功を収めたゲームが、「第2版」として一般販売

 「ぷよぷよ」の企画監督を務めた、米光一成さんがゲームデザインを担当。対象年齢は12歳以上で、3人から5人まで参加して遊べます。

 「○○さんってどんな人?」などテーマを決め、参加者がそれに対する「意見」を紙に書いて発表しゲームスタート。各意見の上に手札の「コメントカード」を出して重ね、対戦相手を燃やしていくのがゲームの基本となります。

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多少ふざけて、燃えそうな回答を出したほうが、ゲームとしては盛り上がる

 カードには「失礼にあたります」「反省してください」「調子にのるな!」といったコメントが記載されており、プレイヤーはこれを読み上げながら、対戦相手の場に重ねていきます。交代で燃やし合い、山札が尽きたらゲームは終了。一番コメントカードをつけられたプレイヤーが「大炎上」認定で敗者となり、謝罪会見を求められます。

コメントカードには数字が振られており、数が大きいほどコメントの内容も辛らつになる
プレイヤーにつけられたコメントを減らせる「とりあえず、寝て忘れよう」など、効果の特殊なコメントカードも
ゲームは「一番燃えそうな人」の炎上レベルを3、それ以外は2としてスタート。各炎上レベルに数値±1のカードを出し、その上にまた±1のカードを……と、各プレイヤーがカードを重ねることで、炎上の様相が再現されていきます
一番カードのついたプレイヤーが敗者に。燃えるか否かが、大元の発言内容よりも「カードの出しやすさ」に左右されがちな点がリアルかも

 コメントカードの文言は、相手の顔が見えないネットでこそ軽はずみに出てしまいがちな、暴言やあおり文句ばかり。これを対面して直接言い合うことにより、燃やす側・燃やされる側の気持ちを痛感させられる点がこのゲームのキモといえるでしょう。

 「大炎笑」は2017年にクラウドファンディングで販売されており(関連記事)、今回は「第2版」にアップデートしての一般販売。第1版は100以上の学校で教材に採用され、リテラシー教育に活用されているとのことです。

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