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脊髄損傷で車椅子生活となった夫に妻は… 切なくもキュンとする漫画「おっさんが40年越しに恋をする話」にほろり(1/3 ページ)

お見合い結婚した夫婦の恋物語。

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 「妻はどうして私を選んだのだろう」――人生の“完璧”なプランを生きてきた定年間近の男性が、事故をきっかけに「40年越しに恋をする」漫画が胸に染みる物語です。

エリートな夫と、彼の3歩うしろを歩く妻の物語

 主人公は、大学卒業後、エリートコースを40年歩んできた男性。会社での地位も人望もあり、家には帰りを待つ妻もいる。しかしある日、交通事故で脊髄を損傷し、食事から着替え、下の世話まで、人の手を借りないと生きていけない身体になってしまいます。

事故で両手の感覚以外が完全にまひし、これまでの“完璧な人生”から一転

 先日まで忙しく働いていたエリートから一転、病院でのリハビリ生活に。そこで彼は、周囲から憐れみの目で見られていると感じてしまい、そのショックから妻に「お前がこうなれば良かったんだ!!」と当たってしまうことも。それでも以前と変わらず「私の3歩うしろを歩く」妻に、「私と一緒にならなければ、もっといい人と一緒になれたのかもしれないのに」と思った彼は電動車椅子を買い、もう世話をしなくてもいいと彼女に伝えるのでした。

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ショックからひどい言葉を妻にぶつけてしまう日々

 親の決めた結婚で夫婦になったふたり。思えば手だってつないだことがないんじゃないだろうか――そんなこれまでの関係から、妻を自由にしようとした男性ですが、それでも夫の後ろをついて行き、再び事故に遭いそうになった彼をひかれそうになってまで助ける彼女。結婚しても“ただ一緒にいただけ”だったのに「なぜ私から離れないんだ!!」。彼が強い口調でそう聞くと、彼女はずっと言葉にしてなかった思いを話し始めます。

彼女がいやがらず夫の側に居続ける理由は……?

 初めて会った日のドキドキ、初デートの日に感じた優しさ。そして、彼女に子どもが産めないとわかった日に「親戚中から責められる私をかばってくれた」と、いつも助けてくれた彼との大事な思い出。「私は不出来な妻だから」と、いつも夫の3歩後ろを歩いていた理由と、一生側にいたいという彼への思いを初めてハッキリ伝えた彼女は、あらためて「あなたのパートナーとして…夫婦として…。私たち、これから恋をしていきましょうよ」と、涙を流して話を聞く思い人に語りかけるのでした。今も夫に“恋をしている“と話す奥さんの純粋な愛にキュンとして涙がこぼれる……。

この後語られる奥さんの夢の話もグッときます……

 作者は、Twitterユーザーの井蛙ことり(せいあことり/@kotorinoripu)さんで、今回の漫画は「5年くらい前」に描いた作品とのこと。コメントでは「朝から泣いてしまった…」「涙止まらん」と感動する声が上がっています。

 ちなみに、井蛙さんの読み切り漫画『異世界転生とかせずにふっつーに生まれかわった件。』が「サンデーうぇぶり」にて公開中です。

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