「海賊版はダメ」のんさんが呼びかけ 「不正商品撲滅キャンペーン」開始(1/2 ページ)
リーチサイト規制の施行日に、コンテンツ海外流通促進機構がキャンペーンを開始しました。
コンテンツ海外流通促進機構(CODA)は10月1日、「不正商品撲滅キャンペーン」を開始しました。タレントののんさんをキャンペーンキャラクターに起用しています。
同日は第201回通常国会で成立した著作権法改正のうち、リーチサイト規制が施行される日。キャンペーンではのんさん出演の動画「オリジナルを守ろう!」でオリジナルの大切さ、海賊版サイトや知的財産権侵害への反対を訴えます。
このほか、のんさんが考案したキャラクター「ワルイちゃん」も採用。不正商品対策協議会(ACA)、CODAではのWebサイトや主催イベント「ほんと?ホント!フェア」の告知に活用し、イベントではグッズ配布も予定しています。
編集部ではキャンペーンについてのんさんに聞きました。
―― 海賊版などの不正商品を買うことはなぜいけないのだと思いますか。あらためて教えてください。
のんさん 不正商品を買うこと、海賊版サイトを見ることもどこかで犯罪に手を貸していることになると思います。不正商品を買ったり、海賊版サイトを見たりすることで、本物の作品や商品が売れなくなると、私たちも次の作品作りができなくなります。
―― ワルイちゃん「不正商品・偽ブランド・海賊版はNON!」バージョンのデザインについて、こだわった点、見てほしい点などを詳しく教えて下さい。
のんさん ワルイちゃんがメッセージを伝えてくれるといいなと思い強く主張しているところを書きました。
―― 海賊版などの不正商品に手を出してしまおうかと悩んでいる人へ、のんさんから一言お願い致します。
のんさん 私が直接関係する映画や音楽、漫画といったコンテンツが不正にコピーされたり海賊版サイトに違法アップロードされたりすることはとても悲しく残念なことです。偽ブランドや偽キャラクターグッズなどもネットで当たり前のように販売されたりしています。一つの作品や商品ができあがるまでたくさんの関係者が情熱と時間をかけて作っています。そんな作品や商品を作った人たちの権利が守られる健全な社会であってほしいと思います。
キャンペーン動画はYouTubeやSNSなどで3カ月間の配信を予定しています。
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