唯一の友達は“しゃべるタオルケット” 人間が嫌いな女の子の漫画がほんわかして心にしみる(1/2 ページ)
読み終わる頃には少し前向きになれるような温かいお話です。
「ぼくに乗ってよ!! ひとっとびだよー!!」――しゃべるタオルケットの友達がいる女の子の漫画がほんわかやさしい気持ちになるお話です。
顔色が悪かったら心配してくれて、いろいろ話を聞いてくれるタオルケット。彼は、理由があって人間嫌いになった女の子の唯一の友達で、いつも彼女のなんでもない冗談を聞いて「たのしそ~!!」と笑ってくれます。
それだけ聞くとファンタジー的な世界のお話ですが、女の子は「タオルケットの彼が自分の妄想」だと知っています。なので、「ピラミッド行って、そのてっぺんで、ケバブたべたいな~」と何気なく言った言葉に、彼が「へー!! じゃあ今から行こうよ!!」と提案してきたときには少しこわくなります。
「できるわけがないのだ。人を乗せて飛ぶなんて……」。女の子はそう思いつつも、友達のことを信じない友達になんてなりたくない、と“やさしい嘘”をついて彼に乗ります。すると本当にタオルケットがふわっと浮かんで……?
漫画では、しゃべるタオルケットとの旅を通して女の子が抱える思いが描かれ、最後には前向きで温かいオチに和む展開となっています。ふんわり柔らかいタオルケットの心に寄り添うような言葉が心に染みる……。
作者はさまざまな漫画やイラストを公開している、四方井 ぬい(@yomoi__/pixiv)さん。今回の漫画は、もとは中止となってしまった「コミティア133」に向けて描かれた作品で、今後イベントに出る際には「3ページ後日譚とあとがきなどを加えて本に」する予定とのことです。
四方井さんは他にも、かわいらしい「表情がわからないうしさん」(うしさんのTwitter)をはじめとするLINEスタンプも作っていて、作品はホームページでも見ることができます。
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いくつになっても友達は大事ですね。
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