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【限界徹夜の体験談】在宅Web制作の仕事で二徹→さらに働き続けたら“自分には分からない理由”で納期が延びて眠れた(1/2 ページ)

1段落目でもう幻聴が聞こえている体験談。

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 「徹夜はやめとけ」「寝たほうが良い」とよく言われますが、なぜなのか。それを考えるために、ねとらぼ読者から「限界まで徹夜でしてアカンことになった体験談」を聞いてみようという連載企画です。今回は「二徹から始まるWeb制作のデスマなお話」を伺いました。

Re:二徹後から始める追加修正作業

 10年以上前、在宅でWeb制作の仕事をしていたころのお話です。短納期の広告バナー制作案件を対応していた際、一徹では終わらず、二徹に突入。幻聴が聞こえはじめました。

―― もう限界じゃないですか。

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 二徹目の夜明け、ボロボロになりながら納品してベッドに横たわった瞬間に携帯電話が鳴りました。

 追加修正作業の連絡でした。

―― 絶望感。

 テレビのスイッチが切れるように目の前が真っ暗になったり(意識アリ)、大音量の耳鳴り(ステレオ)が聴こえたり。また、幻聴・幻覚が激しくなって、PCデスクの周りを小人が走りまわり、“存在しない隣人”と世間話をしていました。

 いや、これらは二徹目に入る前くらいから頻発していたのですが、意識がもうろうとしていたので正確な時間軸は正直不明です。時間間隔もよく分からなくなっていました。

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 最終的に眠れたのは、追加修正作業が発生した日の深夜。二徹+16時間くらい起きていた計算になります。

―― その過酷な状況で仕事を片付けたのでしょうか?

 いえ、自分では気付かなかったのですが、言動がおかしくなっていてクライアントとのやりとりが完全に支離滅裂に。日本語になってないような意味不明な文章をメールで打つなどしていたそうです。

 相手側がヤバいと思ったのか、納期を1日延ばしてくれて「まずは寝てください」と言われました。

 先の“隣人との世間話”も「話していた」という事実だけ覚えていて、「誰と」「何を」という部分が欠落して混乱していたところ、妻から「1人で何か言ってた」と指摘されて。そこで初めて、会話相手が存在しなかったことに気付きました。

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