残業中のビルをサイコロに……！　深夜に光るオフィスの窓を表現したデザインが秀逸だけどつらい

　残業中の企業ビルをデザインしたサイコロがユニークです。暗いところでオフィスの窓が光る、いろんな意味でブラックなダイス。

　日本の闇を感じる「深夜残業」を表したサイコロで、サイコロ専門店「ドラタコ」から発売されています。深夜になっても電気が消えていないオフィスの窓部分がサイコロの目になっており、それぞれに謝罪する社員や、電話対応する社員などのシルエットが描かれています。畜光塗料を使っているので夜に光らせることも可能。秀逸なデザインなのにつらくなるのはなんでだろう……。

　商品名は「深夜残業ダイス（社畜ダイス）」。遅くまで仕事する彼らを転がすだけでなく、たくさん並べて飾って楽しむこともできます。公式サイトなどで販売中の6階建ての大企業セットでは、ビルの「上層部」が1個、「中層部」が4個、「下層部」が1個と、3種類・合計6個のサイコロが入っています。価格は税込3300円。

　サイコロ専門店「ドラタコ」は、11月8日まで東京ビッグサイトで開催の「デザインフェスタ vol.52」に出展。作者さん（@dorataco）に会場での反響を伺うと、「深夜残業wwww」的な反応があったとのこと。そういった意味では、さまざまなサイコロが展示されている中で一番反応があったようで、「『変なの作ったな～』と思っていましたが、皆様に笑いをご提供することが出来て幸いです」と語ってくれました。

　ちなみに、人気があるのは「チラシサイコロ」「エジプトサイコロ」「魔法陣ダイス」などで、深夜残業ダイスは「（ユーザーがそのデザインと）ご自身の生活を重ね合わせることで『気が滅入る』と苦笑いされる」なんてことも多々あるそうで……。なお、作者さんも「深夜残業の元プロ」だそうです。

　サイコロ専門店「ドラタコ」は、11月14日・15日に東京ビッグサイトで開催される「ゲームマーケット2020秋」にも出展予定。公式サイトでは、当日並ばずにアイテムを受け取れる事前予約も受付中（11月10日正午まで）です。

画像提供：ドラタコ サイコロ専門店（@dorataco）