先輩がくれたフリスクは大人の味だった 高1の夏休みの恋を描いた思い出漫画が甘酸っぱい(1/2 ページ)
好きな人の癖や好みを今も思い出す。
高校時代に部活の先輩を好きになった思い出を描いた漫画「高1の夏休み恋をした話」が甘酸っぱくて愛おしくなります。作者は人間まお(@ageomao)さん。
高校1年生のころ、同じテニス部の2歳年上の先輩が好きだったまおさん。怖そうに見えるけれど実は優しいというギャップに、すぐに恋に落ちてしまいました。
先輩のメールアドレスをゲットし、夏休みに思い切って花火大会に誘ったまおさん。渋谷109で服をマネキン買いし、雑誌でモテ仕草を研究し、無言にならないように電車で話すことリストを作り……と入念に準備を整えます。
当日、人混みのなかで手をつなぎたい……どころか「背中に飛びつきてぇ」レベルにまで感情が高ぶっていたまおさん。勇気がなくて服の裾をつかむこともできませんでしたが、好きな人と見る花火は格別。とはいえ見つめていたのは花火よりも先輩の八重歯。
帰りの電車で先輩に手を出してと言われ、手をつなぐのかとドキドキしますが、手のひらには2粒のフリスク。先輩はとびっきりの笑顔で「2個食いがうまいんだよ」。まおさんには辛くて大人の味でしたが、「少しでも大人に近づきたい」と味わって食べたのだそうです。
その後、先輩に告白したものの振られてしまい、先輩には年上の彼女ができました。まおさんはそのときから大人の女性を目指し、フリスクを2つずつ食べるようになったといいます。今でも見るたびに思い出すのだそうです。甘酸っぱい!
メールの返信が来なくてセンターに問い合わせしまくったり、お風呂場に携帯を持って行って先輩からのメールを見返したり、当日は早めに待ち合わせ駅に行ってドン・キホーテでテスターの香水をつけたり、何度もトイレの鏡で身だしなみをチェックしたり……好きな人のために一生懸命になったあの頃の感情がよみがえってきて「分かる~」と共感。好きだった人の好みや仕草、癖など、ふとしたときに思い出すものですよね。
読者からは「青春だなぁ」「懐かしくてニヤニヤしちゃいました メール待っててセンターに問い合わせるのもあるあるでしたね!」「新着メール待ちめっちゃわかる~懐かしい」など共感するコメントが寄せられています。
人間まおさんはヤングマガジンで「オペ看」を連載中。Twitterやブログ「人間まおと愉快な仲間たち」では、看護師のお話や日常漫画を公開しています。実録コミックエッセイ『くず系女子。アラサーまおのカオスな日常』も出版しています。
関連記事
「時計の針が進まない」単純作業の大変さ…… 日払いバイトの体験談漫画に「裏にはこんな労力が」「めっちゃわかります」
さまざまな人の仕事の積み重ねで商品はできている!見知らぬおじさんから「援助しません?」 意味が分からずピュアな天然ボケで無事だった漫画に一安心
何事もなかったからこその笑い話。ヒモ男からの脱出 ダメ夫から逃げた同僚描いた実話漫画に注目集まる
ハラハラからのホッ。初めて連絡するときのドキドキはいつの世も同じ 「恋愛と通信手段」の変遷描く漫画に共感の声
告白する手段の簡便さと、実行を決意するハードルは別問題。「私携帯持ってないよ」片思いの相手が超アナログ女子だった あえてネットでつながらない理由に尊さで震える漫画
今の時代だからこそ大切にしたいつながり。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.