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「この子がいなくなったら私は――」 孤独なおじさんと老犬を描いた漫画に「号泣しました」「皆に読んでほしい」の声(1/2 ページ)

この時間がずっと続きますように。

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 定年を迎えた男性と年老いたワンちゃんの交流を描いた漫画「おじさんと老犬の話。」がTwitterに投稿され、動物好きな人、動物と暮らしている人の心にじんわりとしみてきます。

1人と1匹のお話です
ワンちゃんをみつめるおじさんの視線がやさしいです

 朝寝坊をして愛犬のリボンに起こされたおじさん。「母さんにご飯もらって」と言いかけて言葉を飲み込みます。おじさんは最近独身に戻ったばかり。定年を迎えたタイミングで離婚を告げられてしまったのです。

オールド・イングリッシュ・シープドッグのリボンと
最近独身に戻ったおじさん
1人と1匹で暮らしています

 気分転換に出掛けることにしたおじさん。長くなっていたリボンの毛をさっぱりとカットしてもらいます。次に向かったのはドッグランがある公園。おじさんのテンションに反してリボンはのんびりムードで、昔のように走り回る様子はありません。

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気分転換に出掛け
長かった毛をカットしてもらいました
ドッグランのある公園に行き
張り切るおじさんとのんびりムードのリボン
リボンが走り回る様子はありません

 ドッグランに行っても走らず、早朝ジョギングに誘おうとしても起きないリボン。以前は完璧だった「おすわり」もスムーズにできず、おじさんはリボンをトレーニング教室に連れていきます。

完璧だったはずの「おすわり」も
スムーズにできなくなっています

 おじさんの話を聞き、リボンの様子を見たトレーナーさんが告げたのは「リボンが指示を聞かないのは老化が原因」という指摘。更に「リボンは本当に10歳ですか?」と聞かれてしまいます。

トレーニング教室を訪ねると
リボンの様子を確認したトレーナーさんに
「指示を聞かないのは老化が原因」と指摘され
「リボンは本当に10歳ですか?」と聞かれてしまいます

 自宅に戻って確認してみると、リボンが10歳だったのは2年も前の話。おじさんは自分の中で時間が止まっていたことに気付きます。

おじさんの中の時間は2年前で止まっていました

 リボンの本当の年齢に気付き、驚いたおじさんが取った行動とは……。漫画は、ドッグトレーナー・獣医のあたたかいサポートや、おじさんが大切なことに気付けたおかげで、心にじんわりとしみるラストに向かいます。漫画の続きは作者であるみやうち沙矢さんのTwitterで読むことができます。

 犬や猫は人間より早く年をとってしまうもの。動物と暮らす人にとって避けられない日が、いつかはやってきます。おじさんにとってリボンは唯一の家族であり大切な相棒。漫画を読んだ人からは「うちの子と向かい合っていかないと」「おじさんとの優しい時間が長く続きますように」といったコメントが寄せられています。

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 この漫画を投稿した、漫画家のみやうち沙矢(@saya_miyauchi)さんは元トリマーさん。今回投稿したお話は、コミックウォーカーで連載中のドッグトレーナー漫画『DOG SIGNAL』の1話。『DOG SIGNAL』は単行本1~4巻が発売中です。

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