なにこの48歳! 新庄剛志、運命のトライアウトでタイムリーヒット “新庄劇場”の再来にファン沸き立つ(1/2 ページ)
スターだわ。
2006年以来の現役復帰を目指す新庄剛志さんが12月7日、都内で行われた12球団合同トライアウトに参加。第4打席でタイムリーヒットを放ち、「新庄タイムリー」がトレンド入りするなど、年齢を重ねても変わらないスター性でファンを魅了しています。
新庄さんは日本一に輝いた2006年に日本ハムで現役を引退するも、2019年11月に「1%の可能性があれば必ずできる。今日からトレーニングを始めて、もう1回プロ野球選手になろうと思います」とまさかの現役復帰を宣言。47歳にして再び“新庄劇場”の幕を開けると、Instagramでは復帰に向けたトレーニングの様子をたびたび投稿していました。
ついにトライアウト当日を迎え、新庄さんは背番号「1」が入った日本ハムのユニフォームに赤いリストバンドを付けて登場。注目の1打席目は元広島・平岡敬人投手と対戦し、ニゴロ。元阪神・高野圭佑投手と対戦した2打席目は四球を選択。元日本ハム・吉田侑樹投手との3打席目もニゴロという結果となり、午前の部終了後にはインスタライブで「終わったことは仕方ない。次やね」と中間報告していました。
そしてランナー1塁、2塁という設定で迎えた4打席目。元ヤクルト・日隈ジュリアス投手と対戦した新庄さんは、追い込まれてからのチェンジアップをうまく捉えてレフト方向にタイムリーヒット。真骨頂であるチャンスに強いバッティングを披露し、塁上では喜びのガッツポーズを見せていました。
“新庄劇場”の再来にTwitterでは、「新庄さん」「新庄タイムリー」がトレンド入りするなど大きな話題に。ユーザーからは、「この2020年に新庄タイムリーがトレンドになるってやっぱ新庄スターだな」「この年齢でここまで結果出せるのは本当に凄い……!」「現役復帰なんて無理と言われても、全力で夢に向かうひたむきな姿に心打たれた」など驚きと称賛の声が多くあがっています。
トライアウト後のインタビューでは、「無観客でテンションめちゃくちゃ下がったけど、ランナーが居てくれたアドレナリンが出て、ボールがよく見えた、止まってたんじゃないかな」と“新庄節”がさく裂。前例のない挑戦を振り返り、「ちょっと無理なんじゃないかという時期もあった」と正直な胸の内を明かしつつも、「みんなの応援があって……」と周囲への感謝を語りながら打席に立った瞬間の感動を伝えていました。
トライアウトを終えてすぐにInstagramを更新した新庄さんは、「1年間皆んなが僕の背中を押してくれた事で今日グランドに立てた 心から感動しました 皆んな有り難う!!」と感謝のメッセージ。「このユニフォームは何かのかたちでフォローワーの誰かにプレゼントします」とファンサービースを忘れない新庄さんらしさも健在でした。
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