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「コロナはただの風邪」「なんで鬼滅観てないの」 2021年に持ち越したくない「流行禁句大賞2020」が強烈
2020年に置いていきたい。
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2020年を振り返り、翌年に持ち越したくない言葉を選ぶ「#流行禁句大賞2020」のノミネート禁句が発表されました。「コロナはただの風邪」「日本には人種差別などない」「なんで鬼滅観てないの」など、強烈な印象を残した言葉が並んでいます。
「#流行禁句大賞2020」を主催する「21世紀学び研究所」は、企画の目的は大賞を決定することではなく、多様な人の立場に立って考え、話し合うことだとしています。
ノミネートされた言葉は全部で20句。情報番組やSNS、アンケートから「言われたら嫌」「使わないようにしよう」と思う言葉を収集し、4人の審査員が選出しました。
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足立区議員が議会で発言した「レズやゲイが法律で守られたら足立区は滅びる」、BLM運動やナイキのCMで浮き彫りとなった「日本には人種差別などない」、中年男性への偏見に満ちた「こども部屋おじさんヤバい」ほか、差別意識から生まれた用語が多数ノミネート。
また「医療従事者の子どもは保育園通わせないで」「他県のナンバープレート来んな」「ごめんしばらく帰省しないで」など、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)関連の用語が多くノミネートされた背景には、心無い発言を持ち越したくない思いに加え、事態の収束を願う意味も込められています。
ノミネート禁句と審査員は以下の通り。12月17日から27日までの期間に最もツイート数が多かった言葉が大賞に決定します。
ノミネート禁句
- 「医療従事者の子どもは保育園通わせないで」
- 「俺は家事も育児もやっている方」
- 「今日も家にいるの?」
- 「介護士は休むな」
- 「こども部屋おじさんヤバい」
- 「ごめんしばらく帰省しないで」
- 「コロナにかかってごめんなさい」
- 「コロナにつき外国人お断り」
- 「コロナはただの風邪」
- 「女性はいくらでも嘘をつける」
- 「スポーツ選手は政治的発言をするな」
- 「他県のナンバープレート来んな」
- 「なんで鬼滅観てないの」
- 「日本には人種差別などない」
- 「誹謗中傷される方も悪い」
- 「夜の街は全店営業を停止しろ」
- 「リモート授業でラッキーだね」
- 「リモートワークはサボるから禁止」
- 「レズやゲイが法律で守られたら足立区は滅びる」
- 「若者がコロナを広げている」
審査員
- 軍地彩弓(編集者、ファッション・クリエイティブ・ディレクター)
- 津田大介(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト、ポリタス編集長)
- ヨッピー(ライター)
- 熊平美香(一般社団法人 21 世紀学び研究所 代表理事)
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