トランプ大統領のTwitterアカウントが永久凍結　「さらなる暴力扇動の可能性があるため」

　Twitter社は1月9日午前（日本時間）、ドナルド・トランプ米大統領のTwitterアカウント（@realDonaldTrump）を永久凍結したと発表しました。

　選挙結果に不満を持ったトランプ大統領支持者が米議会に乱入し、警察官1人を含む5人の死亡者を出した6日の事件を受けたもの。Twitter社は、過去のトランプ大統領の投稿や、その周辺の言説を鑑みた結果「暴力をさらに扇動するおそれがあるため、アカウントを永久的に停止しました」と発表しています。

　この前日には、FacebookやInstagramでもトランプ氏のアカウントが停止に。Facebook社CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、トランプ大統領が任期の残り時間を、後継者のジョー・バイデン氏による平和的・合法的な統治を妨害するために利用していると指摘。権力が平和的に移行されるまで、少なくとも2週間はアカウントを停止すると発表しました。

　トランプ大統領は現在、白人至上主義やネオナチといった極端な政治思想までもを許容するSNS「gab」でフォロワー50万人以上を獲得。同じく「Parler」にもアカウントを開設していましたが、こちらはアプリ自体が金曜夜（米国時間）にGoogle Play Storeから削除。Appleからも、是正姿勢が見られない場合はストアから削除する勧告が行われていると、米BuzzFeedNewsなどが伝えています。