耳の不自由な人が電話できる「電話リレーサービス」の漫画に反響 「ありがたい」「これは良い」
リアルタイムで物事が解決する!
耳の不自由な人が電話できる「電話リレーサービス」を紹介する漫画がためになります。作者は、手話の話や夫婦の漫画をInstagramで公開しているぽにょ子(@ponyooko)さんです。
これまで耳が不自由な人が電話をしたいときには、近所やまわりの人にお願いする必要があり、苦労も多かったようです。ぽにょ子(@ponyooko)さんの場合は、お母さんが代わりに電話をしてくれましたが、「いつか自分の力で電話ができたらな…」と思っていました。
そんな中、2013年に日本財団のモデル事業として誕生したのが「電話リレーサービス」。電話リレーサービスセンターにいる通訳オペレーターが「手話」や「文字」、そして「音声」を通訳することにより、聞こえない人と聞こえる人、双方をその場でつなぐサービスです。
耳が不自由な人が、テレビ通話などを通じて手話や文字チャットでオペレーターと話し、オペレーターは電話回線でつながっているお店や会社、ホテルなどに音声でその内容を伝えます。先方が音声で話した内容を利用者に手話や文字で伝えることで、リアルタイムで会話が可能です。
今までは、メール等で問い合わせをしてもすぐに返事が来ないこともありましたが、「電話リレーサービス」なら、その場で解決できるといいます。電話リレーサービスのおかげで人の力を借りなくても自分の力でできるようになってうれしいとぽにょ子さん。
漫画の読者から「ありがたい」「これは良い」と反響が寄せられているこのサービス、2021年度から公共のサービスとして提供されることが決まっています。ぽにょ子さんは、「まだ課題もありますが、いつか聴者と変わらない電話リレーサービスが出来ることを楽しみにしています」とつづっています。
画像提供:ぽにょ子(@ponyooko)さん
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