X・C・Vは花形、Caps Lockは嫌われ者 キーボードショートカットのカーストを描いた漫画のわかりみが強い
便利だけどすみっこにいてちょっと押しにくい、Zさんの苦悩なども。
キーボードのキーにはそれぞれいろんなショートカットが割り振られていますが、重要度や使用頻度でユーザーからの扱いにそれぞれ差が出てしまうもの。そんなキーたちの序列を描く擬人化漫画が、Twitterで共感を呼んでいます。
舞台はカジュアルなIT企業の社食といった様子。Ctrlとの組み合わせが便利なX(カット)、C(コピー)、V(ペースト)が忙しそうに動いていて、「エース」「リア充」と羨望を集めています。
そんななか、アンドゥ(Ctrl+Z)で多用されるZにも注目が集まりますが、当の本人は浮かない顔。なんでも、クリエイター業界にアンドゥをテンキーや外部機器に割り振る人が増えたせいで、仕事が減っているというのです。Zは端のほうにありますし、押しにくいという人もいるでしょうね。
NumLockの不遇ぶりに同情したり、隣のCaps Lockが引き起こすtoraburu……トラブルにAがグチをこぼしたりと、マイナス方向へ盛り上がる会話。そこに「どんなキーにも役割はあるから、いろんな人間のニーズに対応できる」といった意見が生まれます。
しかし、話がポジティブな方向にまとまりかけた瞬間、「俺様には誰もかなわないけどな!!」とEnterキーが大声で登場。空気を読まない「カチャカチャターンッ!」にブーイングが飛び、漫画は幕を閉じました。
漫画は「エンターキーうるさい人いるいるw」「最後のコマで『ターンッ』と脳内再生された」などと笑いを呼んで大好評。「Caps Lockは設定をいじってCtrlに変えた」「NumLockはBSに置き換えている」など、扱いに困りがちなキーへの対応も寄せられています。
「Ctrl+F(文字検索)やCtrl+P(印刷)も大事」「こまめにCtrl+Sで上書き保存しないと不安」など、よく使うショートカットキーを挙げる人も。作者のタユム(@taumPikkiluna)さんは作画中にCtrl+Zを使う程度だそうですが、作業内容や使用アプリ、入力環境によってキーの序列もまた変わってきそうです。エディターのカーソルをCtrl+ESDXで動かす人も、insertキーでコピペする人も、WASDで走ってスペースで跳ぶ人もいますからね。
作品提供:タユム(@taumPikkiluna)さん
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