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「一気に読んだ」「引き込まれる」 心の傷を負って動けなくなった、“眠れないオオカミ”を描いた漫画の続きが気になる(1/2 ページ)

独特の雰囲気がある漫画です。

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 荒野にたたずむオオカミを描いた、したら領(@shitara_ryo)さんの漫画『眠れないオオカミ』のコミックが、2月22日にKADOKAWAから発売されました。価格は税込1320円。

荒野にたたずむ1頭のオオカミ

 主人公は1頭のオオカミ。眠れないまま荒野にたたずんでいます。訪ねてくるのはモグラやハチ。オオカミのことをからかう者、境遇を気遣う者などさまざまです。

からかう者や
境遇を気遣う者が訪ねてきます

 物語が進んでいくと、かつてオオカミの隣に白いメスのオオカミがいたことや、オオカミがその場所から動けないことが明かされます。

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白いオオカミ?
動かないのではなく動けなかったオオカミ

 白いオオカミの故郷は花の丘の上。だからオオカミにも「花を咲かせて」と語ります。白いオオカミのぬくもりを思い出すオオカミ。また眠れないまま朝を迎えます。

白いオオカミとの思い出は花の中
つないだ手のぬくもりは
幻だったようです

 オオカミのことを気に掛けるハチは、植物の種とジョウロを届けます。オオカミに新しい目標を持つようにすすめるハチ。この種から芽吹くのはどんな“希望”なのでしょうか。

植物の種を届けにきたハチは
新しい目標が必要だと語ります
どんな“希望”が芽吹くのか

 絵本のような雰囲気もありますが、ストーリーは大人向け。他の生き物を傷つけたり、捕食したりする生々しいシーンも描かれています。特徴的なのはオオカミがほとんど言葉を発しないこと。読む人に解釈がゆだねられているようにも感じます。

 コミックは3巻に分かれており、上巻が2月22日、中巻が3月8日、下巻が3月22日に発売されます。さらにアーティストとコラボしたMVの公開も3月下旬に予定されているとのこと。独特の世界が、どんな音と組み合わされるのか楽しみです。

『眠れないオオカミ 上』
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