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歌舞伎町の“ごく普通”のクリーニング店で洗濯物から見える“ワケあり”人間模様――漫画『歌舞伎町の洗濯屋さん』(1/2 ページ)
歌舞伎町のクリーニング店に持ち込まれる洗濯物からいろんなものが見えてくる。
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日本最大級の歓楽街、新宿歌舞伎町にあるクリーニング店を舞台に、洗濯物を通してさまざまな人間模様を描く漫画『歌舞伎町の洗濯屋さん』(作:駒魔子)が単行本化されました。3月9日発売です。
主人公は歌舞伎町のクリーニング店でアルバイトしている貧乏美大生のユリ。生活の基本「衣食住」のなかでも「『衣』は人間を映し出す鏡だと思う」と彼女が言うように、お店に持ち込まれる服からはさまざまな人間模様が見えてきます。
スーツのポケットにマニアックなアダルトDVDを忍ばせているダンディなイケオジ、メイド服ばかり持ち込む強面の男性、どんどん見た目が派手になっていく女性、ボロボロのぬいぐるみを離さない薬物中毒の老女……お店には、クセあり、ワケありのお客さんも。洗濯物から見える彼らの背景は、時に驚き、時に涙を誘います。ユリ自身も家庭の事情を抱えており、彼女がこれからどうなっていくのかも気になるところ。
同作はフィクションですが、作者の駒さんのアルバイト時代の経験から描いたとのこと。お店にやってくるお客さんの「実際にいそう」なリアリティーは、そこから生まれているのかもしれません。
「精子の味で人を識別できる」変わった特技を持つ服飾学生のエナのエピソードもTwitterで話題に
(C)駒魔子/新潮社
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