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「今日のお客様は妖精だった」―― 仕立て屋さんと妖精さんを描いた漫画がまるで絵本のような優しい世界

なんてステキな世界。

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 洋服の仕立て屋さんの今日のお客様は妖精だった――。妖精さんに好みのワンピースを作ってあげるという創作漫画『妖精のおきゃくさま』の世界がとてもステキだと話題です。作者は漫画家の脇田茜(@ekawata_kiw)さん。


妖精のおきゃくさま05 今日のお客様は妖精さん


 洋服の仕立て屋さんの今日のお客様は妖精さん。その小さなお客様は栗を差し出し、その代わりに、このお花でワンピースを作ってほしいとアサガオの花を指さします。仕立て屋さんは、花びらは脆いし、アサガオは特にすぐ萎びてしまう花なので、3日あれば丈夫な生地で似たようなものを作れると伝えますが、「かまいません。このそざいがいいの」と妖精さん。

 「ああ…その気持ちわかるなぁ 叶えたい 何より見てみたい」と思った仕立て屋さんは、あさがおでワンピースを作ります。とてもかわいらしく仕立てられたワンピースを着た妖精さんは、「ありがとう! すごくたのしくすごせそう」と窓から飛び立っていきました。しかし、案の定、その日のうちに泣きながら戻ってきたのです。


妖精のおきゃくさま01 あさがおでワンピースを作って欲しいという妖精さん

妖精のおきゃくさま02 仕立て屋さんはあさがおでワンピースを作ってあげます

 しわしわになってしまったスカートを嘆く妖精さんを見て、仕立て屋さんはあることをひらめきます。「私たちは敢えてしわをつくって着たりします」と人間の洋服を見せながら、しわを生かして仕立て直してあげると……妖精さんはすっかり元気に! 楽しそうに歌いながら、また窓から出て行きました。とはいえ長持ちはしないだろうから、次に来たらプレゼントしようと布でワンピースを作っておいれあげる仕立て屋さん。「またいらっしゃいますように」という願いを込めて。

 早速、妖精さんは来てくれました。仕立て屋さんの作ったお花の服を着たいという妖精仲間たちを連れて。それぞれに果物やお花を持って来た他の妖精さん達を見て、最初の妖精さんに作ったプレゼントのワンピースはひとまず隠しておこうと思う仕立て屋さんなのでした。


妖精のおきゃくさま03 しわになってしまったと泣きながら妖精さんが戻ってきました

妖精のおきゃくさま04 他の妖精さん達にも好評だったみたい

 アサガオの花びらという脆い素材でワンピースを作りたいという妖精さんの希望をかなえる仕立て屋さん。最初のワンピースもしわを生かしたワンピースもとてもステキでした。何よりも仕立て屋さんや妖精さんたちのいる世界はやさしさに包まれており、漫画から、やわらかい色が見えたような、心が浄化されていくような気持ちになりました。まるで絵本のように美しい漫画です。

 この漫画の読者からは「すっごく優しくて素敵なお話しですね〜!コチラまで幸せいっぱいになりました!」「可愛くて素敵なお話です。妖精さんたちもお洋服も可愛くて幸せになりました!」「妖精さん可愛いー 花で服を作るなんて夢がある〜 後で皆も着たいと言って果物持ってくるのも可愛いすぎ(/ω\)」「クライアントの要望と素材の持ち味を生かした、素晴らしき御召し物を作るプロの匠だ!!」など物語全体の優しい雰囲気や可愛らしさに関するコメントが集まっています。



 作者の脇田(@ekawata_kiw)さんは、単行本『ライアーバード』(全4巻)と、短編集『凪を探して』が発売中です。



画像提供:脇田(@ekawata_kiw)さん




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