ニュース

「ハッとさせられた」「泣いてしまった…」 お客に寄り添う“一品しかない甘味処”の漫画が心に染みる(1/2 ページ)

みんな何かを抱えて生きている。

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 「今日はお茶と……梅酒ゼリー」――サケさんとクマさんがやっている“一品しかない甘味処”の漫画がうるっときて癒やされます。

“今日の”一品はおいしそうな梅酒ゼリー

 急な雨に遭い、お店の外で雨宿りしていたヤギさんが今日のお客さん。サケさんとクマさんは、サービスの試食として、今日の一品である、きらきらしたきれいな色の「梅酒ゼリー」をどうぞとすすめます。

 一口食べて、「うん…おいしい…」とやわらかい笑顔になるヤギさん。そんな彼女は、言葉にすることはありませんが、1カ月前に夫を亡くしていました。それでも変わらず続いていく日常と、夫がもういないという事実をなんとか受け止めて、「早く立ち直らないといけない……」と思うヤギさんは、気づくと息が上手くすえなくなり、なにかを食べてもおいしいと感じなくなっていました。

advertisement

 静かに食べるヤギさんを見て、サケさんは、そのゼリーに使った梅酒について話し始めます。「梅酒のいい所は、自分でのむタイミングを決められること」「サッパリのんでもいいし、じっくりねかせてからのんでもいいし…」――その人が、納得のいくタイミングで飲めば良いし、すぐに全部飲み込まなくてもいいこともあるんですよ、と話すのでした。

 お店を出ると、雨はやんでいました。そんな空のように心の内はすぐに晴れることはありませんが、ヤギさんは「この気持ちをすぐにのみこまなくていいなら――……」「とことんねかして、のめるタイミングを自分で決められたなら」と思えるように。そしてまだぎこちないですが、「スー、フーッ」と深く息をすえるようになった姿が描かれています。サケさんの言葉がヤギさんを通じてこちらの心にも染みる……。

 作者は、新人ナースに向けた著書『ズルいくらいに1年目を乗り切る看護技術』(メディカ出版)などを出版している、看護師でイラストレーターの中山さん(中山有香里/@musashi_0303)さん。Twitterのコメントでは「ヤギさんの気持ちがわかるような気がします」と共感する声や、「“受け止められなくてもいい”というのにハッとさせられた」「泣いてしまった…」の声、サケさんのやさしさと温かさに「ありがとう」の声が寄せられています。

 サケさんとクマさんのお店には、ほかにも「猫」や「ウサギ」、「(人間の)新人さん」などがやってきており、中山さんの個人アカウントにて公開されています。いずれもおいしそうな甘いものが登場する、心に寄り添うやさしいお話となっていますよ。

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  6. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」
  9. 「情報操作されてる」「ぜーんぶ嘘!!」 175R・SHOGO、元妻・今井絵理子ら巡る週刊誌報道を一蹴 “子ども捨てた”の指摘に「皆さん騙されてます」
  10. 「セッ…ックス知育玩具」 省略する位置がとんでもないオモチャの名前にネットがざわつく