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大井川鐵道で「ホンモノ本線電車運転」できるぞぉぉぉ! 鉄道ファン涙のガチツアー「大井川鐵道探求の旅」発売

運転免許……いるかな? 2021年5月15日、22日実施。

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 日本旅行が、静岡県・大井川鐵道で電車を“運転”できるファン必見ツアー「特別体験で巡る 大井川鐵道探求の旅」を4月6日15時に発売します。実施日は5月15日と5月22日です。


大井川鐵道のC11形蒸気機関車(画像提供:大井川鐵道、以下同)

 特別体験で巡る 大井川鐵道探求の旅は、大井川本線のSLと普通列車、井川線のアプト式勾配区間(アプトいちしろ~長島ダム)の乗車に加え、新金谷駅構内での電車運転体験、全3カ所の車両基地見学、電気機関車(EL)の運転台着席体験、大井川鐵道職員による途中駅ツアーを1泊2日の行程で巡る鉄道ファン必見の旅行商品です。宿泊場所はもちろん、大井川鐵道のSLが見える宿・川根温泉ホテル(関連記事)です。


大井川鐵道井川線のアプト式勾配区間

ツアーの行程

 目玉は大井川鐵道として史上初の試みという大井川本線電車の「運転体験」。2日目に新金谷駅構内で実施されます。車両は元・近鉄16000系、元・南海21000系、元・東急7200系のいずれか。渋~。各沿線住みの人ならばかつて乗ったことがあるかもしれない電車を自身の手で運転できるのですね。

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 このほか、大井川鐵道の全ての車両基地(市代検車庫、両国車両区、新金谷車両区)を巡りつつ、市代検車庫ではED90形アプト電気機関車の運転台に、新金谷車両区ではE31形電気機関車の運転台に座れる催しなども用意。大井川鐵道の職員さんによる「途中駅(地名駅、家山駅)の案内」もあり、普段なかなか下車することがない場所までじっくりとっぷり愛でられそうです。


16000系電車(元・近鉄)

21000系電車(元・南海)

7200系電車(元・東急)

ED90形アプト式電気機関車

両国検車区DD20形ディーゼル機関車

新金谷車両区のC56形SL

地名駅の外観

家山駅の改札

 料金は2~3人1室利用の場合で1人3万8800円(小人3万5500円)、1人1室利用で同4万8800円(小人4万5500円)。感染症防止対策を施し、定員は各出発日最大30人、最少催行人員は同24人。申し込みは2021年4月6日15時から、日本旅行のWebサイトで受け付けます。

 なお、同ツアーは本来1月に実施予定ながら緊急事態宣言の影響で中止となったツアーを再設定したもの。大井川鐵道は2020年7月豪雨の影響で一部区間が不通となっていましたが無事に復旧工事が完了し、3月20日に全線が再開したばかり。2020年11月には新駅「門出駅」もできました。この機会に特別な体験と合わせて大井川鐵道を丸ごと楽しんでみてはいかがでしょうか。


DD20形ディーゼル機関車

大泉勝彦


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