某日、深夜のガソリンスタンドでみられた「不思議な光景」がTwitterで話題になっていました。給油設備のある場所に停まっていたのは……電車!?
この不思議な光景を撮影したのは、Asama(@Asama__37)さん。投稿した写真はTwitterで1万2000回以上もリツイートされ、「なぜこんな所に……」など驚きの感想が多く寄せられていました。
写真の詳細をAsamaさんに聞くと、2020年7月14日の深夜に愛知県豊川市長沢町にある音羽蒲郡インターチェンジ(IC)付近のガソリンスタンドで撮影したもの。南海電気鉄道(大阪)の6000系が、大井川鉄道(静岡)へ向けて陸送中のワンシーンなのだそうです。
基本的に鉄道車両の陸送は人通りの少ない深夜帯に行われることが多く、日常的にみられる光景ではありません。そのうえでガソリンスタンドで停車するという珍しい光景が撮影できたのは、貴重な体験ですね。
鉄道車両が駅で見るよりも大きく感じられる圧巻の写真。ガソリンスタンドの天井に迫るほどの大きさであることが確認でき、電車のデカさをあらためて実感できますね。
南海電鉄の6000系は、オールステンレスの車体を採用した車両として1962年に登場しました。これまで50年以上、1両も廃車にならず南海高野線で活躍してきた同車両ですが、2018年2月に置換計画が発表され、2019年11月に新型車両8300系の投入が開始されてからは廃車が発生していました。そのうち2両が大井川鉄道へ譲渡されることになっています。
大井川鉄道ではほかにも他社から譲渡された車両が活躍しており、同じ南海高野線を走っていた車両では、21000系が特急車両として大井川鉄道で運行されています。大阪で活躍した南海の6000系は今後、車両の整備を行ったうえで静岡で新たな人生を歩んでいく予定です。
画像提供:@Asama__37さん
(大泉勝彦)
※価格は記事掲載時点のものとなっています
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ほぉぉぉ! 解決策がむだなく大胆です。