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震災で元妻と子を亡くした男が、10年ぶりに東北を訪れ…… 震災を経験した柴犬の漫画『柴ばあと豆柴太』に涙がにじむ(1/2 ページ)
試し読みとして第11話を出張掲載しています。
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愛らしい柴犬を主人公に、“3.11”後の東北で生きる人々を描いた漫画『柴ばあと豆柴太』(講談社)の単行本第3巻が発売されました。作者は、東北に転勤後、震災の記憶や東北の現状について取材を続けているヤマモトヨウコ(@YY0905)さん。
弁当屋を営む「柴ばあ」と、自分を人間だと思っている柴犬「豆柴太」を中心に、悲しみを背負いながらも前向きに生きようとする人々を温かく描いた作品。娘と孫を津波で失った柴ばあは、あの日からずっと見つからない家族を懸命に探しています。
他にも、さまざまな過去を抱える先生や消防士といった人々が登場。それぞれの心の内が丁寧に描かれており、どうしようもなく切なくてつらい出来事から、一生懸命生きて立ち上がろうとする人間の強さや支え合いに心打たれます。
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YouTubeでは絵本動画も公開中です/「柴ばあのさがしもの」 ~犬から見た10年目の3.11~
今回、試し読みとして、単行本第3巻に収録されている第11話「豆柴太、追いかける」を掲載。柴ばあの孫・虎太郎のお父さんが久しぶりに東北にやってくるというお話ですが、柴ばあとの仲は悪く、険悪な空気に。それには大きな原因があり……?
10年前の震災と、1つの過ちから生まれた罪悪感。そのつらいことと向き合うことに苦しむ虎太郎のお父さんは、その場から一度逃げだそうとしますが、柴ばあと豆柴太の“願い”を聞き、その強さに触れたことで、前に進もうと心が動きます。あふれるように出た「会いたい」という言葉と涙に胸が熱くなる……。
ねとらぼ生物部では『柴ばあと豆柴太』を2020年6月~8月に連載。こちらでは第1話から試し読みができます。
↓↓↓第1話はこちらから↓↓↓
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