周りがボカロを聞かなくなってさみしい 孤独なヒトカラ帰りの心温まるエピソードを描いた漫画(1/2 ページ)
黒歴史から素敵な思い出に。
世の中には流行り廃りはあるもので。ブームが去った後も何かを好きでい続けた場合、世間との熱量の差にふと寂しさを感じてしまうことってありますよね。中学時代からボカロ愛を持ち続けている福田ナオ絵(@fukku7010gmail1)さんが投稿した漫画「周りのオタクがぜんぜんボカロを聴かなくなって孤独を感じてる人の話」がしみじみと良いお話です。
福田さんが中学生だった2010年頃、友人とは週2でカラオケに行き、ryoやDECO*27やハチの名曲を歌いまくるほどにボカロが大ブームでした。
それから10年たった今、当時の仲間でボカロを聴いている人はいなくなってしまいました。それでも、ヒトカラでひっそりとボカロを嗜み続けているという福田さん。そんなカラオケ帰りに「あれっ!? もしかしてナオちゃん!?」と、突然声をかけられます。
それは高校時代に、一度だけカラオケに誘った同級生。「昔一回だけ行ったよね~いまでもボカロ歌ってるの?」と聞かれ、言葉に詰まる福田さん。なぜなら、彼女とのカラオケは、苦い思い出でもあったから――高3の時、センター試験が終わった解放感で、今まで遊んだことがなかった彼女をカラオケに誘い、相手の知らないボカロを歌いまくって困惑させた黒歴史があったのです。
福田さんが、今でもボカロを歌っていると正直に言うと……「ほんと!? よかった~! 私もあれからボカロ聴くようになったんだ~」と予想外の返事が。おまけに現在は中学校の先生になり、生徒とボカロの話ができるのもうれしいのだと話してくれました。
「あのとき、私にボカロを教えてくれてありがとう」とまで言ってくれて、2人は10年の時を経て意気投合したのでした。
偶然の再会により、黒歴史までがすてきな思い出に。やっぱりボカロを好きでよかったと思える、すてきな体験談を描いたこの漫画に、読者からは「ええ話や…」「『ありがとう』になんだかココロがじんわりしました」など、心温まったとのコメントが多く寄せられました。
作品提供:福田ナオ絵(@fukku7010gmail1)さん
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