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元MLB選手、自殺未遂から1年で復活「ぼくは隻眼のプロ野球選手だ」 米大リーグ・ジャイアンツ傘下で再び球場へ(1/2 ページ)

ロビンソン「まるで映画の世界に生きているような気分だ」

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 元MLB選手のドリュー・ロビンソンが5月6日、「これで正式に、ぼくは隻眼のプロ野球選手だ」とTwitterへ投稿。自殺未遂から約1年での復活劇に「ついにやったね!」「おめでとう」と祝福の言葉が寄せられ、反響を呼んでいます。


ドリュー・ロビンソン(画像はドリュー・ロビンソン公式Instagramから)
「これで正式に、ぼくは隻眼のプロ野球選手だ」

 ロビンソンは現在29歳で、過去にはテキサス・レンジャーズ、セントルイス・カージナルスとMLBのチームでプレー。2020年4月にうつ病から拳銃自殺を試み右目を失いましたが一命をとりとめていました。2月に放送されたスポーツ放送局「ESPN」の特集番組で、過去数年間うつ状態にあったこと、自分を撃って20時間後に目が覚めて救急通報したことなどを告白。「もう一度野球をやりたい?」という問いかけに「当然だ」と力強く答え、また自分の経験や教訓をシェアすることで心の病を抱える人の助けになればと語りました。

 番組放送後の4月、ロビンソンはInstagramの投稿で“オフシーズン”に積んだフィジカルトレーニングの結果をシェア。2カ月間、ベッドに寝た切り状態だったため体重は28ポンド(約12キロ)落ちたことを告白し、8カ月間かけて大きくなった身体との比較写真を公開しました。さらけ出すことへ抵抗感があるとしつつも「メンタルと一緒にフィジカルの改善にも取り組んで、自分が成し遂げたことは誇り」と笑顔を見せています。

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 約1年間をリハビリに費やしたロビンソンは、米大リーグ・ジャイアンツ傘下の3Aチーム「サクラメント・リバーキャッツ」の一員として、開幕ロースター入りが決定。くしくも開幕戦は故郷ラスベガスで開催されるとあって「まるで映画の世界に生きているような気分だ」と夢見心地でつづっています。


外野手として登録(画像はドリュー・ロビンソン公式Instagramから)

 両親や周囲だけでなく、立ち直るまで支えてくれた医療従事者へ感謝を伝えたロビンソン。この1年は「野球を最初からやり直すようなものだった」として「不可能だ」「時間の無駄だ」と投げ出しかけたことは一度や二度ではないと明かしています。しかし試練を乗り越えてプロ野球選手として再スタートを切ることに「ワクワクしているが緊張もある。勇気付けられたし、何よりも魔法のような体験への準備は万端だよ」と喜びと意欲をあらわにしました。

 晴れてプロ野球選手として復活したロビンソンを「どんな試練だって乗り越えられる」「すばらしいシーズンになりますように」と大勢が激励。リバーキャッツのファンからは「(本拠地)サクラメントへようこそ!」「球場の観戦が待ちきれないよ」と歓迎する声も上がっています。

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