ニュース

イジメられっ子がトラックにはねられ転生、かと思いきや…… 幽霊となって逆襲する漫画『死んでから本気出す』(1/3 ページ)

悪を懲らしめるうちにいろんなものが視えてくる。【本文の最後に第1話と第2話のまるごと出張掲載アリ!】

advertisement
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 「タピオカ」といいつつカエルの卵を飲まされそうになるなどひどいイジメに遭っていた女子高生が、死後、幽霊になって悪人たちを驚かせる漫画があります。橋本くららさんの(@hashimotokurara)の『死んでから本気出す』です。単なる勧善懲悪モノではなく、なにやら裏がありそうな……。


弁当を食べる様子さえ撮影される地獄の日々

 主人公の高井瀬奈(15歳)は、学校で陰惨なイジメに遭っていました。靴に虫を入れられたり、ボールをぶつけられたり。クラスメイトたちは瀬奈のリアクションを撮影し、SNSに投稿しているのです。リーダー格の子が先導しているせいか、担任の先生も知らんぷりです。

 いっそのこと、死んでしまいたい。いや、別世界に転生したい。つらい日常から逃れようとそんなことを考える瀬奈は、ある日、ネコを助けようとしてトラックにひかれ、本当に死んでしまうのでした。

advertisement

念願の異世界転生か!? と期待する瀬奈

 思いがけない死であったものの、これでめでたく(?)転生か!? と目を輝かせる瀬奈。しかし、目の前に現れたのは霊界の案内人だというファミリア。どうやら瀬奈は、幽霊になってしまったようなのです。ファミリアは言います。瀬奈が転生するためには、人間を驚かせたときに飛び出す「恐怖のカタマリ」を、49日間のうちに100個集めなければならない、と。

 イジメを受けていた瀬奈は、どうせならと横柄だったり自分勝手だったりする人間を驚かせる「正義の死者」になろうと決意。幽霊としての才能に目覚め、めきめきとスキルを伸ばしていきます。しかし、その過程で瀬奈はトラウマと向き合わなければならなくなっていくのでした。

 勧善懲悪のいわゆる「スカッとする」系のストーリーかと思いきや、どうやら、それだけではなさそう……。霊界の案内人ファミリアの真意も気になる『死んでから本気出す』は、5月8日に単行本第1巻が発売となりました。

単行本には書き下ろしでファミリア視点のエピソードを収録

『死んでから本気出す』1巻

 今回は単行本の発売を記念し、特別に本作の1話と2話をまるごと掲載します。

(C)橋本くらら/新潮社

advertisement
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  3. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  4. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  5. 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  6. 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. ウソだろ…… フリマに5000円で売っていた“信じられない商品”に思わず二度見 「やっぱり寂しい」
  8. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  9. ブックエンドの“じゃない”使い方が200万再生 驚きの発想に「痒いところに手が届く」「参考にします」
  10. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」