「ちょっとコワイ先生がいい先生」ではない 子どもと“つながる”大切さ描いた漫画に反響(1/2 ページ)
元小学校の先生が「#教師のバトン」のハッシュタグ付きで投稿。
怖い先生の方が子どもは言うことを聞くと思われがちだけど……元小学校教師が子どもとの間に「つながり」を作るまでを描いた漫画が反響を呼んでいます。漫画には、先生を目指す人に現場の取り組みなどを伝えるために、文部科学省が開始した「#教師のバトン」プロジェクトのハッシュタグと、「明日からまた先生になる方へ」というメッセージが添えられています。
自分の思い通りにいかないときは、子どもを怒っていたという作者のusao(@_usa_ooo)さん。怒っても、子どもには自分の意図が伝わっていないようでした。
「本当のことを伝えていないから」伝わらないのだと、自分の関わり方を見直し、子どもたちに謝って、自分の気持ちを話します。一生懸命に耳を傾ける様子を見て、usaoさんは自分と子どもとの間に「つながり」が生まれたのを感じます。それまでの「叱ることで子どもはシャキッとする」という考えは捨て、子どもの声をよく聞き自分の意図を伝えて「つながる」ことが大切だと認識するようになりました。
時には夫婦ゲンカをして、自分が悪いとわかっていても謝りたくない気持ちについて話すことも。帰宅してから「(明日も)うまく先生できるかな」と気弱になっても、子どもが書いた手紙を読んで「がんばろう」とパワーを得るusaoさん。子どもとの心のつながりに助けられてもいたようです。
子どもに対して、気持ちや意図を伝えることが大切だということについて、複数の先生や保育士さんが共感を寄せていました。教師と生徒に限らず、親子や夫婦にも言えるのでは、という意見も。また、帰宅してから子どもの手紙を読んで元気を出す場面に、感動した人もいました。
イラストレーターであり、漫画家でもあるusaoさん。小学校教員だった頃のエピソードを描いたコミックエッセイが書籍化され、3月に発売されています。
作品提供:usao(@_usa_ooo)さん
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