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マクドナルドではてりやきマックしか認めない男が、期間限定「てりやき」メニュー5種を食べ比べてみた

てりやきマックバーガーが完成されすぎている説。

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 2021年5月26日、マクドナルドから期間限定の「てりやき」メニューが発売されました(関連記事)。

 今回登場するのは、上品な味わいの「黒胡椒てりやき」、ピリッと辛い「赤辛てりやき」、チキンとたまごが入ったボリューミーな「親子てりやき」、朝マック限定(朝マックは午前10時30分で販売終了)の「てりやきマフィン」、そして、ジャンキーな味が特徴の「シャカシャカポテト てりやきマックバーガー味」の5種類です。

ライター:真ゲマ

サイゼリヤの「ラムのランプステーキ」の魅力を伝えるために、ねとらぼに殴り込んできたゲームライターだが、もしかしたらこのままグルメライターになるかもしれない。あとセガの名作シミュレーションRPG「ドラゴンフォース」がかなり好き。

Twitter:@Shingema

 実は筆者、マックは「てりやきマックバーガー」しか認めない派です。というか、てりやきバーガーは、バーガーキングやロッテリア、モスバーガーなどと比較してもマックが一番おいしいと思っています。

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 そんな筆者がこれらの「てりやき」メニューを忖度なしでレビューしてきました! なお、点数は、てりやきマックバーガーを10点満点とした基準で採点しています(※)。

※編注:あくまで筆者の個人的基準に基づく採点です

黒胡椒によって上品な味わいが堪能できる「黒胡椒てりやき」

黒胡椒てりやき(390円)

 「黒胡椒てりやき」は、てりやきマックバーガーに、黒胡椒とにんにくのマヨネーズ、スモークベーコンが挟まれたメニューで、全体的に豪華な雰囲気を醸し出しています。

 実際に食してみると、良くも悪くもてりやきらしくないハンバーガーだと思いました。かぶりついたときに、柔らかいポークパティと歯ごたえを感じるスモークベーコンが絶妙な食感を演出しており、さらに黒胡椒のスパイシーな風味が全体の味わいを上品にしています。

 惜しいところは、にんにくの風味が若干広がる程度で、黒胡椒のインパクトに負けているところでしょうか。

 点数にすると10点中7点。別のハンバーガーとしてみればこれはこれで良いと思うのですが、前述の上品さによって、てりやきマックバーガーの要素が損なわれているように思えました。

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そこそこのピリ辛と独特の風味が楽しめる「赤辛てりやき」

赤辛てりやき(390円)

 「赤辛てりやき」は、てりやきマックバーガーに、唐辛子パウダーが含まれた赤色のチーズと、七味唐辛子とだしのマヨネーズが挟まれたメニュー。辛い食べ物が好きな人にとっては魅力的に映るのではないでしょうか。

 実際に食してみるとなんとも不思議な感覚で、唐辛子の辛さが口に広がった後、マヨネーズの風味、てりやきの甘みが、整列して並んでいたかのように順々にやってきました。

 気になる辛さレベルは中の上くらい。食べ終わった後も継続して舌がひりひりと感じます。ただ、普段から辛いものを食べている人には物足りなさがあるかもしれません。

 七味唐辛子とだしのマヨネーズは、担々麺に似た風味を醸し出しており、これこそが「赤辛てりやき」の個性ではないかと思えました。しかし、マヨネーズの量が多めに入っていたせいで、てりやきらしさは少ししか感じられませんでしたね。

 点数にすると10点中7点。てりやきマックバーガーほど完成度は高くないものの、これも別のハンバーガーとして全然アリだと思います。

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ボリュームを求めるなら「親子てりやき」

親子てりやき(390円)

 「親子てりやき」は、甘辛てりやきソースをからめたチキンパティに、「てりたまバーガー」でおなじみのたまごが挟まれたメニューです。他の期間限定「てりやき」メニューよりもかなり厚さがあり、チキンパティに至ってはバンズからややはみ出ています。まさにボリュームを求める人にとってはうってつけではないでしょうか。

 実際、一番食べごたえがありました。チキンパティはサクサクした食感が楽しめますし、そこにたまごが入ってくるわけですからがっつり食べたいランチ時にピッタリだと思います。また、てりやきのソースがてりやきマックバーガーのものより甘くなっていてこれがチキンとマッチしているのです。

 惜しいところはレタスの量が少なめになっている点でしょうか。ハンバーガーの構造上、レタスを増やすとさらに厚みが増えて食べにくいでしょうし、これは仕方ないのかもしれません。

 点数にすると10点中9点。また食べたいと思いましたし、「黒胡椒てりやき」や「赤辛てりやき」と価格が変わらない(390円)にもかかわらず、ボリュームがあるのも好印象です。

もちもちした食感とマフィンの生地がベストマッチ「てりやきマフィン」

てりやきマフィン(290円)

 まず申し上げたいのは、筆者はマフィン系のメニューは苦手。どうもマフィン独特の甘味が舌に合わないのです。正直この企画を持ち込んだとき、編集者に「てりやきマフィンも当然レビューしますよね!」と言われたときは、内心しょんぼりしたものです。

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 しかし、実際に食してみると意外にもおいしかったです。てりやきの甘みとマフィンのもちもちした食感が合います。このベストマッチ感、まるで日本の焼き菓子のようで食べやすかったです。それにてりやきマックバーガーのポークパティがソーセージパティに変わっても違和感がありませんでした。

 ただ、見ての通り「てりやきマフィン」はがっつり系のメニュー。朝からがっつりいける人ならアリかと思いますが、朝はあっさり系のメニューがいい人は、テイクアウトをして昼どきに食べる方がよいでしょうね。

 点数にすると10点中6点。他のメニューより低めに採点していますが、もしこれが昼どきにもあったとしたらたまに注文していると思います。10時30分までの朝マック限定なのが減点対象ですね。

「シャカシャカポテト てりやきマックバーガー味」

シャカシャカポテト てりやきマックバーガー味(ポテト単品やセットに+30円で選択可能)

 最後は、マックフライポテトにパウダーを振りかけて紙袋でシャカシャカと振ってから食べる「シャカシャカポテト てりやきマックバーガー味」です。「てりやき味」ではなくて「てりやきマックバーガー味」というのが面白いところです。

 早速、紙袋でシャカシャカして食べてみると、ほのかにてりやきの風味がしました。ただ、これが「てりやきマックバーガー味」なのかは判別できません。小一時間寝かすとパウダーがポテトにしっかりと定着したのですが、なぜかてりやきの風味がなくなってしまいました。できたてのポテトにかけるからこそ楽しめるメニューなのかもしれません。

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 点数にすると10点中5点。おいしいといえばおいしいのですが、個人的に何もかけていない状態のフライドポテトの方がおいしいと感じました。そして、何が「てりやきマックバーガー味」なのか分からないところも減点対象です。

まとめ

 「黒胡椒てりやき」「赤辛てりやき」「親子てりやき」「てりやきマフィン」「シャカシャカポテト てりやきマックバーガー味」の5種類のメニューをレビューしましたが、この中にてりやきマックバーガーを超えるメニューはありませんでした。

 しかし、親子てりやきは、てりやきマックバーガーしか認めない筆者でも10点中9点をつけるほど高いクオリティーを誇っていましたし、ボリュームを求める人なら一度は注文すべきメニューだと思いました。

 ただ、これらのレビューは、てりやきマックバーガーしか認めない偏った筆者が行ったものです。もしかすると、この中にあなたがベストだと思う「てりやき」があるかもしれませんよ!

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