「きたぜー!」「うぉぉぉ」パンクブーブー黒瀬、40年眠っていた“ほぼ新車”奇跡の旧車「Z750GP」ついに納車、エンジン「初」始動(1/2 ページ)
「かかった!」 感動のエンジン「初」始動。
お笑いコンビ「パンクブーブー」の黒瀬純さんが5月25日、自身のYouTubeチャンネル「9610くろじゅんチャンネル」を更新。手に入れたカワサキの名車「Z750GP」のエンジン初始動の様子を披露しています。
黒瀬さんが入手したのは1980年代に販売されたZ750GP。走行距離「1キロ」(!)というビッカビカな個体を岐阜県で見つけました。……しかし、書類不足でこのままでは日本で登録できないことが判明。せっかくここまで来たのに……とガックリ。
何でもこのZ750GPは、海外に輸出され、再び日本の岐阜へ移されながらもそのまま約40年、新車状態で眠り続けていたという奇跡の個体。シートにはまだ保護ビニールもかかっています。国内登録に必要とされる通関証明書という書類だけが足りませんでした。
奇跡のZ750GPに一目ぼれした黒瀬さんは、それでもこれに乗りたいと諦めません。
そして、ついに納車──。待望のバイク到着に「きたぜー!」と大喜びの黒瀬さん。Z750GPの購入に同行した「バッドボーイズ」の佐田さんもZ750GPの初始動を見守ります。
もちろん約40年「そのまま」だったので、化石のようになったブレーキフルードなどところどころの経年劣化はあり、再整備は必要です。
しかし「一度もエンジンをかけていない」ので、プラグはまっさら、入っていたエンジンオイルもきれい、クランク固着などもありません。バイク店の旧車エキスパート「横兄」も「これならエンジンかかるよ絶対」。
新品オイルを入れて「では」と、ウキウキ気分でキーを回します。「あれ?」。電装系反応なし。
「え?」と全員がざわつきます。バッテリーは問題ないのでヒューズを疑いはじめたところ、「あ!」一瞬ランプが。
奇跡のZ750GPは長い沈黙を破り、少しゆっくり時間をかけて目覚めたようです。ホントに生き物のようだな……。
いよいよクライマックス。「これ、命が宿る瞬間やからね」(佐田)。
慎重にセルを回します。
きゅるる、ズルン、ドドド……。「おぉぉぉー!」
白煙を吹き出しつつも「初めて」エンジンがかかりました。
「いやーかかった」「すごい」「生きてる生きてる」。Z750GPの健在ぶりに拍手が起こります。やったー!
動画には「念願が叶って本当によかったです。」「黒瀬さんおめでとう」「本当に奇跡バイクですね」などのコメントが多く寄せられています。
今後は書類がそろったGP750GP別個体のフレームに全部乗せ換えて、整備とナンバー取得を進めていく計画。公道を走る姿も早く見たいですね。
(カナブンさん)
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