さよなら……JR九州「キハ66・67形」6月30日に引退　実車放出部品販売などラストラン企画続々登場

　長崎本線・大村線・佐世保線の「シーサイドライナー」として活躍する九州旅客鉄道（JR九州）の「キハ66・67形気動車」が、2021年6月30日に引退します。

　キハ66・67形は、山陽新幹線が岡山駅から博多駅まで延伸して全線開業した1975年3月にデビューし、北九州・福岡地区の筑豊本線などで長らく活躍した気動車です。

　2001年10月には活躍の場を長崎に移し、長崎本線・大村線・佐世保線で運行する快速「シーサイドライナー」で主に使用されてきました。

　デビューから46年、長崎でも20年走り続けたキハ66・67形がついにラストラン。JR九州はこの活躍を称え、「キハ66.67形引退記念乗車券」や「車両部品」を販売するラストラン企画を実施します。

　キハ66.67形引退記念乗車券は、「直方駅から660円」「長崎駅から760円」2枚の乗車券と記念台紙のセット。販売は2021年6月14日～7月13日、諫早駅、長崎駅、早岐駅、佐世保駅の「みどりの窓口」などにて。価格は1セット2000円です。

　鉄道ファンに向けてはさらに！　キハ66・67形で実際に使用されていた「ホンモノの車両部品（席番プレートと吊り手）」＋キハ66・67形の映像を特別収録した「引退記念USBメモリ」＋「引退記念ボールペン」をセットにした記念パッケージ「キハ66.67形引退プレミアム記念乗車券」（30セット限定）も発売します。価格は1万5000円。

　さらに、さらに！　6月17日からキハ66・67形車両の放出部品もWeb直販サイト「九州の旅とお取り寄せ」の特設ページで販売。サイトオープンは6月17日14時予定、レア品は瞬殺必至かも……。

　JR九州長崎支社の公式Twitter「ハッケン君（@NTKiJRnagasaki）」では、キハ66・67形にまつわる思い出の写真やメッセージを募る「おもいで投稿キャンペーン」も実施。

　投稿した思い出写真やメッセージは、キハ66・67形車内や駅構内のポスターへの掲示など、ラストラン企画に活用されます。募集は2021年6月13日まで。

（大泉勝彦）

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