ニュース

届いた商品が写真と違う 人気の“猫型リュック”、商品写真を無断使用した詐欺通販が横行 作者が注意喚起(1/2 ページ)

問題の広告は現在検索にかからなくなっていますが、販売ページはまだ残っています。

advertisement

 人気の猫型リュックを装った詐欺通販が物議を醸しています。広告に載っている写真は本物の猫を背負っているかのようなクオリティーですが、実はこれ、ある作家の作品写真を盗用したもの。購入者には、見本とは似ても似つかぬ品が届くというのです。

写真を盗用された作家の注意喚起
広告に盗用された写真(左)と、実際に届く商品(右)。まるで別物

 作品写真を盗用されたのは、猫の人形などを手掛ける猫制作pico(@picopoco08)さん。「私の作品写真を無断で使用した詐欺サイトが多数発生している」として、5月中旬から注意を呼びかけていました。

 当該の広告はFacebookやInstagram、YouTubeなど多くのサイトで表示され、リンク先の販売サイトは確認できただけでも20件以上。商品説明等の日本語が不正確で、「2つ買うと2つ目は半額(もしくはもう1つおまけ)」といった大幅な割引販売が特徴とのことです。そもそも本物はオーダーメイドで、委託販売も行われておらず、作者以外からは手に入りません。

advertisement
当該広告は、以前はGoogle検索で多数ヒット(執筆時点では表示されなくなっている)
Amazon.co.jpの販売ページは現存。以前は1万2000円弱の値が付いていたが、現在は「在庫切れ」扱いとなっている

 猫制作picoさんは6月にあらためて注意喚起のツイートを投稿。購入してしまった人から提供された偽物の写真と、本物を並べて見せたところ、「クオリティーが違いすぎる」「こんな詐欺に大切な作品の画像を使うな」「(偽の)広告を見て、これだけのものが数千円で買えるわけないだろうと思っていたら、やっぱりか」「偽のほうも悪くはないのだし普通に売ればいいのに」など、大きな反響がありました。

広告に盗用された本物の写真。サイズ感含め本当の猫同然
偽物を買ってしまった人が、作者に提供した写真。方向性が全然違ううえに、曲がった鼻など作りにも粗が目立つ

 事態が広まったためか、当該広告はGoogle検索等で見当たらなくなりましたが、販売サイトはいまだに残っています。「在庫切れ扱いになっていた」「謎の理由で強制的にキャンセルとなり、返金された」といった報告もありますが、引き続き注意が必要です。

画像提供:猫制作pico(@picopoco08)さん
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 「ロッチ」中岡、顔にたっぷり肉を蓄えた激変ショットに驚きの声 「これ…ヤバいって」「すごい変身っぷり」
  2. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  3. 「東京チカラめし」約2年ぶりに東京で“復活” まさかの出店場所に驚き「脳がフリーズしそうに」
  4. 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
  5. 「ヒルナンデス!」で道を教えてくれた男性が「丁(てい)字路」と発言 出演者が笑う一幕にネットで批判続出
  6. 大谷翔平がエスコート 真美子さん「ドジャース奥様会」に再び登場で頭ひとつ抜き出る
  7. 「新紙幣出てきたんだけど」 レジで“千円札”見た若者がポツリ→まさかの正体にショック広がる 「そうだよねえぇ」
  8. 16歳お姉ちゃんと0歳弟、赤ちゃんが泣くとすぐに抱っこして…… 愛をそそぐ姿に「愛しさ溢れてて号泣」「いいね1万回押したい」
  9. 地元民向け“バリカタ仕様”の袋麺だと思ったら……思わぬ落とし穴に「トラップ仕掛けられてる」「自分も引っかかった」
  10. 川をせき止めるほどのゴミ→ボランティアがを徹底的に掃除したら…… 見違える変化に驚き