高山善廣、試合での「頚髄完全損傷」から5年目に バキバキだった腹筋は「見る影もなくなってしまいました」(1/2 ページ)
リハビリ中の高山さん「オレの中では色んなことがすごく変わってる」。
プロレスラーである高山善廣さんの妻、奈津子さんが6月7日にブログを更新。頸髄(けいずい)完全損傷から5年目を迎えた夫の現状を報告しています。
高山さんは2017年5月に参加したDDTプロレス豊中大会の試合後、負傷のため病院に救急搬送。9月には「頚髄完全損傷」で回復の見込みなしという診断が下され、首から下が動かない厳しい状況でリハビリに励んできました。
奈津子さんは、腹筋のトレーニングに励む夫の写真をブログに掲載し、負傷前との違いを比較。UWF在籍時の高山さんに出会ったころ、「腹筋はバキバキに割れて仮面ライダーのよう」であり、幼いわが子を体の上でジャンプして遊ばせていたほどでした。
大けがしてリングから遠ざかった現在、鍛え抜かれていた体も「今は見る影もなくなってしまいました」と語る状態で、腹筋10回でもかなり苦しそうな様子だといいます。しかし、長年積み重ねた動きだけは今でも染みついて残ったままだとのこと。
現在の高山さんが自分の意思でできるのは、「首を左右にちょっと振れる」「肩をちょっと上下させる」の2点ほど。しかし、「見てる人はそう思うかもしれないけどサ、オレの中では色んなことがすごく変わってるんだから!」という思いを抱えて、リハビリにたゆむことなく励んでおり、付き添って見ている奈津子さんも「一進一退だけど、地味に地味に、ちょっとずつちょっとずつ良くなってることが、たしかにいっぱいあります」と夫にうなずいています。
奈津子さんは「すごいなぁ、といつもいつも思うのです」と、5年もの間諦めずにトレーニングし続ける“ど根性”を称賛し、「だから帝王になれたんだろーなー、、、」「動けるようになれるといいね、そう願う日々は続きます」と先々での復帰を望むコメントを残していました。
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