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渋谷に1億円のポーカールーム誕生! YouTuber・世界のヨコサワとひろきが「日本にクリーンなポーカーを広めたい」理由(2/4 ページ)

「ポーカーを日本の文化にする」ことを目標に、豪華絢爛なポーカールームに賭ける男たちの熱すぎる想いを取材しました。

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参加費100万円、優勝賞金8億円超――世界最高レベルで賞金が高額なポーカー世界大会

――お2人がポーカーを始めたきっかけは何だったのですか。

ヒロキ僕の場合は、大学生のときにネットで「WSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)」という大会に関する記事を読んだのがきっかけです。参加費は1万ドル(約108万円)で、優勝したら800万ドル(8億円超)と書いてあって、めちゃくちゃ衝撃を受けました。

 もともとボードゲームが大好きで、大学時代にはそういうゲームを作る会社で働いていたりもしたのですが、ポーカーの動画を見たり、ネットで情報を調べたりしていくうちにどんどん「ポーカーってすごくかっこいい!」となっていって。当時僕が住んでいた部屋の床に麻雀マットを敷いて、ボードゲーム仲間とプレイしたのが最初です。

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ひろきさんが初めてポーカーをプレイしたときの様子(画像提供:ひろきさん)

 記念すべき1プレイ目の写真が残っているんですが、見てわかる通りルールもめちゃくちゃだし、チップの置き方も間違っているんですけど、でもなんか楽しかったんですよ。それで、「これはちゃんと覚えなきゃいけない!」と、アミューズメントポーカーで初心者講習を受けて。そこからどっぷりはまっていきました。

ヨコサワ僕は20歳のときに友人に教えてもらったのがきっかけなんですが、ルールを覚えた日に「ポーカーやるために生きてきたような気がする」と思ったんですよね。

 最初はめちゃくちゃなルールでプレイしていたし、役もよくわかっていなかったんですが、「AJPC(全日本ポーカー選手権)」に出場して速攻で敗退したことを契機に、はじめの1年は週8でアミューズメントポーカーに通っていました。

ひろき週は7日しかないんじゃない(笑)。

ヨコサワ1日2軒はしごしていたりしたから、ちゃんと週8!

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ひろき週8でポーカーして、週8でご飯食べちゃうからこんなになっちゃったんだよ(笑)。

ヨコサワ確かに週8で食べてたけど、そのときはめちゃくちゃ痩せてた……(笑)。 

――その後、ヨコサワさんは21歳でWPT(ワールドポーカーツアー)のメインイベントにて日本人初の優勝を果たすなど、世界中から一気に注目を集めました。ひろきさんとの出会いもそのころですか。

ひろきWPT優勝の半年後ぐらいですね。僕がたまたま「ヨコサワWPT優勝」の記事を読んでいて、顔を知っていたからアミューズメントポーカーで声をかけたんですけれども、実は僕、その記事を読んだときに「コイツとは将来何かある」って直感したんですよ(笑)。

ヨコサワひろきの直感って結構当たるよね(笑)。確かにWPTでの優勝はメディア出演や人前に出る機会が増えるきっかけになりました。ひろきのポーカーとのタームポイントはどこ?

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ひろき僕はやっぱりWSOPの日本人最高位になったときだね。WSOPに衝撃を受けてポーカーを始めて、そのWSOPで結果を出せたというのは運命だと思っちゃいました。その反動で会社を辞めて、お店まで出してしまったんですけれども(笑)。

――WPTといえば、ヨコサワさんが優勝者だけに与えられるブレスレットを紛失したと聞いたんですが、あれは本当になくしちゃったんですか。それとも演出ですか。

ヨコサワ演出じゃないです! その辺に適当に放っておいたらなくなってしまいました(笑)。ていうか、世界のヨコサワチャンネル、ほぼ演出なしのガチですよ。最初に投稿した動画「全財産10万円?カジノで倍にしないと海外から帰れま10!」なんて、ひろきが「朝マック食べに行こう」って訪ねてきたから外出したら、そのままドイツに連れて行かれましたからね(笑)。

全財産10万円?カジノで倍にしないと海外から帰れま10!

――「世界のヨコサワ」チャンネルはどのような成り立ちでスタートしたんですか?

ヨコサワ当初ひろきはIT企業に勤めながら、フリーランスの動画編集者の仕事をやっていたんです。だから「YouTubeやろうよ」ってお互いにノリで言い始めたんですけれども。

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ひろき当時は昼に会社で仕事をして、夜は動画編集をやって、また朝から仕事に行ってとすごく忙しくしていたから、僕は正直そんなに乗り気ではなかったんですけど、動画をやろうって話になった2、3日後にはヨコサワとドイツに行ってましたね。

ヨコサワ僕らもともとめちゃくちゃフットワークが軽いんですよ(笑)。でも、ノリで始めたチャンネルということもあって、初期は動画は撮ったけどお蔵入りになった企画が多かったですね。面白い動画じゃないとひろきの編集意欲がわかないみたいで。

――今もひろきさんが主体で動画編集をしているんですか。

ひろき現在は会社の中のチームでクリエイトしていますが、企画・重要部分の編集・全体の手直し・サムネイル・タイトル付けは今でも僕がやるようにしています。ちなみに中盤からチャンネルにも出演している、そうたが実はめちゃくちゃ編集センスを持っていて。多分そうたは本物の天才だと思います。

ヨコサワそうだよね。最初は一視聴者だったし、動画のことも何もわからないピュアな青年だったんですが、びっくりするぐらい育っちゃって。本当にうれしいし、かわいいです。今はイケメンになっちゃいましたけれど、すごく努力家だし、欠かせない仲間ですね。

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