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「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」を漫画でレビュー ピーターの宿敵・マグレガーさんの愛すべき魅力は最新作でも全開です(1/2 ページ)

アクションシーンも健在。

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 6月25日、映画「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」が公開されました。これに合わせ、夜9時からの「金曜ロードショー」(日本テレビ)では、映画「ピーターラビット」が放映されます。

 一足早く「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」鑑賞したライターが、前作のストーリーと魅力に触れながら、漫画と共に最新作をレビューします。

※記事内には1作目「ピーターラビット」のネタバレを含みます

過激な戦闘シーンが話題になった1作目

 2018年、世界中で愛される名作絵本『ピーターラビット』がまさかの実写映画化。映画は大ヒットを記録し、全世界興行収入は386億円を超えました。

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 映画1作目の「ピーターラビット」は、心優しい画家・ビアに見守られながら愉快に過ごしているウサギのビーターのところに、ある日悪の隣人・マグレガーさんがやってくる……というストーリー。湖水地方の自然を繊細なタッチで描く絵本からは想像できない、激し過ぎるアクションシーンがSNSで話題を呼びました。

 特に、ピーターとマグレガーが畑で戦うシーンの「プライベート・ライアン」のパロディは必見です。実際に火薬を爆発させて撮影したという迫力あふれる映像は「これは子どもに見せてもいいのだろうか?」と不安を感じるほど。筆者は、「ジュラシック・ワールド」が大好きで毎日のように観ている4歳息子と一緒に鑑賞したのですが、序盤で怯え、挫折してしまいました。恐竜に人が食い殺される映画より怖いのか、ピーターラビット。

「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」で、宿敵・マグレガーさんは?

 ピーターとの死闘の末、ビアとマグレガーさんは結ばれる……というのが1作目のラストでしたが、今作は、2人の結婚式から物語が始まります。一緒に暮らすことになったピーターとマグレガーさんでしたが、些細なことで衝突し合い、なかなかうまくいきません。そんな時、ビアが描いた絵本が商業出版されることに。打ち合わせのために向かった都会で、ピーターが出会ったのは……?

 率直な感想を言うと、「ピーターラビット2/バーナバスの誘惑」は「マグレガーさんを愛でる映画」でした。前作ではダイナマイトを投げて動物たちを皆殺しにしようとしていたマグレガーさんでしたが、今作でもその情緒不安定っぷりは相変わらず。「ハリー・ポッター」シリーズではビル・ウィーズリー役をクールに演じたドーナル・グリーソンが、叫び、転がり、飛び跳ね、飛んでいきます……!

 動物たちがひどいめに合うシーンもあり、さまざまな批判も受けた前作。今作では、動物たちの代わりといわんばかりにマグレガーさんが体を張っています。前作と比べると、描写がマイルドになっていると感じました。

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