ニュース
“オンライン賽銭”で物議をかもした「カミムスビ」、サイトの今後について発表 神社本庁にも経緯説明
神社本庁からは当初、金銭の絡む機能については「控えるように」といわれていたとのこと。
advertisement
神社データベースサイト「カミムスビ」は7月12日、“オンライン賽銭”機能を巡る一連の炎上について、神社本庁に謝罪と経緯説明を行ったことを明らかにしました。併せて、関係者に向けて「ご心配ご迷惑をお掛けし大変申し訳ございませんでした」と謝罪しています。
カミムスビ側によると、神社本庁との話し合いの結果、今後は「金銭の受け渡しなどが絡む機能については、実装しないこととする」「掲載許可を得てから神社情報を登録する」の2点を約束したとのこと。これまで投稿されていた神社情報はいったん全て削除し、今後は掲載希望の神社のみの掲載にするとしています。
また、神社側に確認せずに“オンライン賽銭”機能を導入してしまったことについては、「一刻も早く地方の神社を助けたい」という思いが先行し、準備や確認が不十分な状態で実装してしまったとのこと。神社本庁にはサイト開設前の2020年11月にも相談していましたが、神社本庁側はその際、「金銭の絡む機能に関しては事前の周知と理解が必要となるため控えるように」と回答していたそうです。
advertisement
「カミムスビ」は2021年5月にオープンした、ユーザー投稿型の神社データベースサイト。当初は各地の神社情報投稿が主な機能でしたが、6月に新しく実装した“オンライン賽銭”機能が最近になって話題に。神社関係者から「当社とは無関係」「入金も一切ありません」など注意を呼びかける声があがっていました。
関連記事
神社データベースサイト「カミムスビ」、物議をかもした“オンライン賽銭”を一時停止に 複数の神社が注意喚起する事態に
あくまで善意で提供していた機能でしたが、いろいろとすれ違いや説明不足があったようです。「御朱印」転売に神社から切実なお願い―― 貼り紙なぜ? 神社に聞いた
オークションなどで購入してしまう人に対し「御朱印とはそういうものではない」。神社を美少女に擬人化したゲーム「社にほへと」 リリース前に開発中止に
クオリティーの確保、安定的なサービスの提供に支障があるとして開発中止が決定。「御朱印フリマ転売」「職員や巫女に暴言や暴力に近い行為」 浅草神社、三社祭特別御朱印の頒布見送りを発表
フリマアプリの転売なども要因のひとつに。信じる? 信じない? 「小さいおじさん」に会えるとウワサの神社「大宮八幡宮」に行ってきた
東京都内で小さいおじさん探し!徳島県の神社に奉納された絵馬の図柄が「トリコ」の猿王そのものではないかと物議 作者「モチーフにした」と認める
今後神社側と協議して取り下げも検討。許諾得ることも?おみくじ引いて「凶」が出ると、災い除けのお守りをプレゼントしてくれる神社がある
大吉よりも凶を狙え!お賽銭で神社はどれだけ儲かっているのか?
神に誓って羨ましいなどとは思っておりません!
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.