デビュー当初支えてくれたあるファンが姿を消した アイドルが想いをつづった漫画に「泣いた」「ファン冥利に尽きる」と反響(1/2 ページ)
「THE BANANA MONKEYS」のダイナマイト・マリンさん作「ずっと支えてくれていたあの人へ」
アイドルにとってファンは大勢のうちの1人で、その想いは一方通行なものと思う人も多いでしょう。現役アイドルが、一人のファンへの感謝や気持ちをつづった漫画を公開し、反響を呼んでいます。
漫画を投稿したのはアイドルグループ「THE BANANA MONKEYS(@info_banamon)」に所属するダイナマイト・マリン(@marin_banamon)さん。
マリンさんがデビューしたばかりでまだファンが少なかったころ、当時応援してくれたあるファンが心の支えになったといいます。ライブ後の特典会で自分の列に並ぶ人がほとんどいなかったとき、その人は繰り返し列についてくれたり、仕事のことなど他愛のない話をしたりしてくれました。
しかし数カ月が経ってファンが増えていくと、突然その人はマリンさんの前から姿を消してしまいました。どうしていなくなってしまったのだろう。ほかに好きなアイドルができたのか、仕事が忙しくなったのか。マリンさんは思いを巡らせますが、アイドルとファンという関係がなくなってしまった以上、何も知ることはできません。
出会いがあれば別れがあるように、アイドルとファンとの関係も永遠ではありません。アイドルとファンが一緒に泣いたり笑ったりした時間は「人生の中ではほんの一瞬」ですが、「一生分の濃い時間」でもあります。そんな時間を思い出にして、いつかまた出会っても「応援してよかった」と思ってもらえるような、恥のないアイドル人生を送っていきたいとマリンさんはつづっています。
漫画には、アイドルファンとみられる人から「泣いた」「泣きそう」などの声が多数届いていました。「ファン冥利に尽きる」という声もあり、「推し」から想われ、記憶されていたというエピソードは、ファンの心にしみるようです。
作中の「アイドルもファンも永遠じゃない」という言葉を、地下アイドルのライブに行くようになって実感し「後悔のないように会いに行く」という人や、「アイドルとファンの関係って本当に儚い」という人も。
日常にある仕事仲間や友だちとは異なる、アイドルとの関係。熱が冷めてしまったり、仕事や健康などの都合でライブに行けなくなったり、アイドルが突然卒業してしまったりすると、つながりが断たれてしまうことも。だからこそ、アイドルとファンの情熱が同時に盛り上がる瞬間が、輝かしく感じられるのかもしれません。
マリンさんはアイドル活動のかたわら、アイドルの気持ちや日常のできごとなどを描いた漫画を投稿しています。
作品提供:ダイナマイト・マリン@ばなもん(@marin_banamon)さん
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