米歌手ピンク、ビキニ拒否のノルウェーハンドボール代表に罰金肩代わりを申し入れ 「性差別で協会に罰金を科すべき」
過度な露出はスポーツに必要?
米歌手のP!nk(ピンク)が7月25日にTwitterを更新。ビキニの下履きではなく短パン着用を求め、罰金を課されたビーチハンドボールノルウェー女子代表への支持を表明し、ヨーロッパハンドボール連盟から選手たちへ科された罰金を肩代わりすると申し入れています。
ヨーロッパハンドボール連盟は、選手1人150ユーロ、合計1500ユーロ(約19万円)の罰金を科すと決定。これを受け、ピンクは「“ユニフォーム”に関する性差別的なルールへ抗議した、ノルウェービーチハンドボールチームを誇りに思います」とツイートし同チームへの支持を表明しました。連盟こそ性差別を理由に罰金を科されるべきだと強い言葉で批判し、「喜んであなたたちのために罰金を支払います」とチームを称賛。「戦い続けて」とエールを送りました。
ノルウェー代表は7月19日、ヨーロッパ選手権に従来のユニフォームではなく短パンをはいて出場。規定では女性選手はビキニの下履きを履くよう定められています。ヨーロッパ連盟とは異なりノルウェーのハンドボール協会は選手たちのビキニ拒否を全面的に支持するとともに支援を表明。「選手が安心できる服装でプレーできるよう、国際ルールを変更すべく戦い続けていきます」との声明を公式Instagramで発表し、別の投稿では服装規定について「無意味」と酷評していました。
ピンクのもとへは「P!nk姐さん、カッコ良過ぎ」「P!nk姉さん、さすがです!」と称賛の声が集まっています。一方で「男子選手がピチピチしたパンツをはかなくてはいけないというルールもおかしい」「(同じく水着着用がしいられる)ビーチバレーの服装規定も正すべき」と余波を広げています。
なおヨーロッパハンドボール連盟は21日、マイケル・ウィーデラー会長の声明を公式サイトを通じ発表。ユニフォーム規定に関する規定の見直しはすでに開始されていると示しました。
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