中国人歌手・aminさんが逝去　平原綾香「あまりにもショック」、サントリー烏龍茶CMでも話題に

　中国人歌手のamin（巫慧敏）さんが、7月29日に逝去していたことが分かりました。公式サイトを通じ、3年余りの闘病を経て亡くなったことが家族によって伝えられています。

　aminさんの公式サイトでは、「歌手amin（巫 慧敏）は、3年余りの闘病の末、2021年7月29（木）15：55　永遠の眠りにつきました」と報告。「故人は、最期の日まで、前向きに生きる気力を強く持ち続けました」「誰にも知らせることなく、一生懸命、一生懸命、一つひとつ勉強をしながら、頑張って来ました」と最後までaminさんが精いっぱい生きたことを伝えています。

　また、既に家族だけの「お別れ会」を終えているため、「御香典、御供花などは、お気持ちだけありがたく頂戴し、辞退させて頂きたく、お願い申し上げます」とも。最後に、これまでお世話になった人への感謝の気持ちを伝えるとともに「これからも、歌手amin（巫 慧敏）の歌声が、ずっとずっとみなさんの心に残りますように、心から願います」と締めました。

　aminさんとデビュー当時から親交のあった歌手の平原綾香さんは、aminさんの逝去を知った7月31日にInstagramで「あまりにもショックで、どう言葉にしていいか分かりません」と吐露。2010年に開催された上海万博でともに歌ったことや、2021年に入ってから中国語の発音を教わったことなどを思い返しながらaminさんの死を悼み、「aminさんと出会えて本当に本当に幸せでした。これからもずっと、aminさんが大好きです」と心からの言葉を送っています。

　aminさんは1992年の来日後、映画「ショムニ」（1998年公開）の主題歌や挿入歌など担当し、2003年にはサントリー烏龍茶のCMソング「大きな河と小さな恋」を歌い知名度が向上。2005年には中国本土出身歌手として初めてNHK「紅白歌合戦」に出場しました。近年では、2016年に「君につづく空」がNHK Eテレ「テレビで中国語」のテーマ曲に起用。YouTube「巫慧敏 amin（アミン）Official Youtube Channel」では、2021年4月に「上海ブギウギ」を歌う姿が公開されていました。