ニュース

“記憶が逆行する病気”で最後の人類になった2人の漫画が悲しい 録音機で記憶をたどる日々に「泣いた」「みんな読んで……」(1/2 ページ)

離れていく記憶の距離と、2人をつなぐ記録。

advertisement

 奇病により人類が滅亡し、生き残った最後の2人を描いた漫画「ワールド・エンド・ラビット」が悲しい物語となっています。終わりゆく世界と恋人を前に、人は最後にどんな思いを抱くのでしょうか。


滅んだ世界に残った最後の2人の話

シェリーとケイ

 20XX年11月5日、車内で目を覚ました「ケイ」と「シェリー」。シェリーは人類を滅ぼした病気「ブローバックシンドローム」に侵されていました。眠りにつくと記憶が逆行するもので、数カ月で逆行に耐えきれず死に至るというもの。1カ月前に発症した彼女の記憶は、1週間ほど前にいます。


シェリーも病に侵されていました

ある朝

 シェリーは発症した日からボイスレコーダーで毎日の出来事をボイスレコーダーに記録しており、毎朝失った時間を補完していました。しかしある日、目を覚ますと車内にシェリーの姿はありません。離れたところで見つけたシェリーにケイが声を掛けると、彼女はけげんな顔でケイに問いかけます。「Who are you?」(あなたは誰?)。病気が進行していました。

advertisement

どうにか続く関係

 車を奪って逃げ出してしまうシェリーですが、車内で見つけたボイスレコーダーで状況を把握。疑いながらもケイと行動をともにします。以前と変わった距離感でありながらも、どうにかまた一緒に生活ができたのでした。


進む病

 しかし12月2日、鼻血を出して倒れたシェリーは、目を覚ますと言葉も記憶も全て失いケイを拒絶。絶叫しながら車を飛び出してしまいます。もみ合いになりながらも、ボイスレコーダーを聞かせると取りあえず落ち着きを取り戻します。しかしこれ以降、発作的に暴れるようになってしまいました。

 介護生活のような状況に、限界を迎えつつある2人。そしてシェリーに残された時間がほとんどないことは、明らかでした。


訪れる最期のとき

 近づいてくる最期のとき。元旦深夜、2人がたどり着いたのは海でした。初日の出を前に、その時が訪れます。ケイは1人何を思うのか、そのラストはぜひ漫画を読んで確認してみてください。

 この漫画を公開したのは、詠嶌太郎さん(@N_taro_P)。5年ほど前に雑誌に掲載された作品とのことです。

advertisement

作品提供:詠嶌太郎さん(@N_taro_P

       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  4. 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  5. 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. 13歳少年「明日彼女に会うから……」 パパを説得してヘアカットへ→大変身した姿に「生まれ変わった」「全く別人みたい」【海外】