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JR線、意外と知られていない「幹線」と「地方交通線」の違いのお話(1/2 ページ)
「運賃」が違うのですが、それはなぜなのでしょう。
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全国至るところに張り巡らされている日本の鉄道路線網。中でもJR(グループ各社)の路線は全国規模ですが、実は各路線は「幹線」と「地方交通線」で明確に分けられています。
この区別は、普通列車と特急・新幹線のような違いとは異なり、普段の生活や旅行する上でほとんど意識しないかもしれませんが、知っておくと何かと便利です。今回は幹線と地方交通線の違いや歴史をサクッと解説していきましょう。
幹線と地方交通線の違い、一般客に最も影響するのは「運賃」
JRの路線は幹線と地方交通線に大別されます。
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幹線と地方交通線で私たちに最も影響してくる差異は「運賃」です。幹線と地方交通線は運賃体系が異なります。
運賃は基本的に営業キロ(端的には出発駅から到着駅までの営業距離、1キロ未満の数は切り下げ)で標準額が細かく定められています。JR初乗り運賃の150円は営業キロ1~3キロの場合。営業キロ4~6キロで190円、同7~10キロで200円……といった具合です。
営業キロが短いときは幹線も地方交通線も運賃はほぼ変わりません。しかし距離が離れると差額が広がっていきます。
例えば、JRお出かけネットの運賃説明ページ「幹線または地方交通線のみをご利用の場合」を参照してみてください。本州JR3社(JR東日本、JR東海、JR西日本)の幹線では、営業距離21~25キロで420円です。一方、地方交通線は営業距離21~23キロで420円、同じく24~28キロでは510円になります。24キロ超で差額が出てきます。
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