新木場・STUDIO COAST来年1月をもって閉館へ　Zeebra、アリス九號.、折坂悠太らが惜しむコメント（1/2 ページ）

　イベントホール「USEN STUDIO COAST」（東京都江東区新木場）が2022年1月末をもって閉館することを発表しました。

　閉館の理由は定期借地契約の満了。土地所有者との協議・交渉を続けてきたものの、再契約に至らず、1月30日の最終営業日をもって閉館することが決定したとしています。

　2002年12月31日にオープンした「STUDIO COAST」は、ライブやクラブイベントなど向けにホール貸しを行っており、正面の看板にはその日公演を行うアーティストの名前やイベント名などが掲げられるのが特徴。

　会場内は4ウェイフルレンジアンプ付の「オクタゴンスピーカー」を備えており、多くの人々に愛されてきました。

　COVID-19（新型コロナウイルス感染症）の蔓延によって営業を自粛した結果、経営が悪化した2020年には「この場所を守りたい『新木場スタジオコースト』支援プロジェクト」を実施。3700人以上が支援を表明して2227万3000円を集めたほか、運営会社のマザーエンタテイメントとUSEN-NEXT HOLDINGSがネーミングライツ契約を締結し、2021年1月からは「USEN STUDIO COAST」という名称で営業を行ってきました。

　Twitter上ではこの決定に対して惜しむ声が上がっており、THE SPELLBOUND BOOM BOOM SATELLITESは「STUDIO COAST 僕の人生においてとても大切で最も重要な場所でした。思い出が多すぎて語るべき言葉が見つからない程です。12月のワンマンが僕にとっては最後のステージになるのかな。STUDIO COASTとの残りの時間を大切に過ごしたいと思います」とコメント。

　アリス九號.の将さんは「次の周年ライヴが最後のコースト。想い出を刻むぞ」。折坂悠太さんは「演者として、客として、忘れられない体験をしてきた。1月まで」。Zeebraさんは「とても残念。海外の方にも自慢出来る大箱として、フリースタイルダンジョンからサマボムまで、色々お世話になりました」とさまざまなアーティストからも声が上がっています。