「グラブル」のイベント「サマーフォーチュン」なぜ炎上? “超太っ腹”イベントが一転、地獄絵図になったわけ(1/2 ページ)
賞品が太っ腹すぎたがゆえの……。
スマートフォン用ゲーム「グランブルーファンタジー」で先日行われたイベント「サマーフォーチュン」が炎上しています。運営側は最終的に、全ユーザーに“3等”の賞品を配布し、「この度頂いたご意見を真摯に受け止め、今後は皆様に楽しんで頂ける施策をお送りできるよう、運営一同邁進してまいります」と、当初のイベント内容の不備を認めました。
8月1日から14日まで行われていたイベント「サマーフォーチュン」は、期間中のログイン日数に応じて「フォーチュンカード」(宝くじのようなもの)がもらえ、その番号によってさまざまな賞品が当たるという内容。特に1等~3等には「どんなレアなキャラでも何でももらえる権利」や「約10万円相当の課金石」など魅力的な賞品が多くラインアップされており、また3等以上の当選確率もかなり高かったことから、パッと見るかぎりではかなりお得なイベントとなっていました。
しかし、16日に抽選番号が発表されると、外れたユーザーから「がっかりした」「モチベーションが下がった」など多くの不満の声があがることに。公式Twitterには不満を訴えるリプライが1万件以上寄せられ、ユーザーの間では、4等しか当たらなかった人を指す「4等民」という言葉も生まれたほど。Twitterのトレンドにも一時「グラブル引退」が入るなど、大荒れの様相となりました。
スマートフォン用ゲームでは、強力なキャラクターはときに“人権”と呼ばれ、持っていれば勝ち組、持っていなければ負け組――のような扱いをされることがしばしばあります。そんな中“純粋に運のみで結果が決まるイベント”で、当たった人と当たらなかった人の格差をつけすぎてしまったのが今回のイベントの問題点だったと言えそうです。
こうした不満の声を受けて、運営側は17日、全ユーザーに「3等確定」のフォーチュンカードを配布すると発表。しかし、ユーザーからは「対応の速さすごい」「最高」と喜ぶ声も多くみられた一方で、「ゴネ得」「(当たった人との格差は変わらないため)何の解決にもなってない」など引続きさらなる不満を訴える声もあがっています。
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