「心の中に足りない物がありました」 オリンピック4連続出場の入江陵介選手、現役続行を宣言(1/2 ページ)
4大会目となった東京五輪では2種目で入賞。
東京五輪で4大会連続出場を果たした競泳・背泳ぎの入江陵介選手が8月18日にInstagramを更新。福岡県の「マリンメッセ福岡」を中心に行われる予定の「世界水泳選手権2022」出場へ向けて、現役続行を発表しました。
2012年ロンドン五輪200メートル背泳ぎで銀メダルを獲得するなど、入江選手は長年にわたり、背泳ぎの第一人者として日本男子競泳陣を牽引。
東京五輪では競泳日本選手団の主将を務め、背泳ぎ2種目と400メートルメドレーリレーに出場し、200メートル背泳ぎと400メートルメドレーリレーでは決勝進出。200メートル背泳ぎは7位、400メートルメドレーリレーでは6位と、いずれも入賞していました。
東京五輪後の去就が注目されていた入江選手。18日には、自身のInstagramで「東京五輪が終わった後は引退することも考えました」と一時は一線から退くことも視野に入れていたと明かしましたが、所属するイトマン東進社長からの激励や「何かまだ心の中に足りない物がありました。それは自分にとって水泳だったのかも」と熟慮を重ねた上で現役続行を決断しました。
自身が目指す2022年5月開催の「世界水泳選手権」は、3月2日から5日にかけて「東京辰巳国際水泳場」で行われる「国際大会日本代表選手選考会」で代表の座を勝ち取らなければ出場できません。
入江選手は「次の世代にどういったものを残していけるのか、何を伝えていけるのかを考えながら、必要とされるのであれば若い選手達と合同でトレーニングすることや日本の競泳界が発展する為の存在になりたい」「自分のタイムを上回る若い選手が出てきてくれる事を楽しみにしたい」と新しい目標に向かって前進しつつ、若手には水泳界のためのさらなるレベルアップと奮起を求めていました。
今回の決断を知ったファンは「応援しています」「入江選手の泳ぎをまたみることができる。嬉しい」「入江くんかっけー」と一様に喜んでいる様子。日本が誇る背泳ぎ界のレジェンド、入江選手の雄姿をぜひとも福岡で見届けたいですね。
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