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ピンクの髪のお母さんは“普通”じゃないの? 普通という言葉にとことん向き合う漫画に「希望になった」「そんな大人になりたい」(1/2 ページ)

自分だけじゃなく、いろんな人のいろんなスキや大切を守りたい。

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 日常生活でなにげなく発せられる「普通」という言葉。自分が今まで見てきたものや、自分の中の常識に当てはまらないものに対して、「『普通』じゃない」など、否定的に投げかけられることもあります。そんな「普通」という言葉に向き合って描かれた漫画が反響を集めています。

「ふつうと向き合う」みんながみんな 自分らしくいられる選択が当たり前にできる世界がいい――そんな思いを絵と文に

 作者のぶりこ(hacha22843)さんはピアスを5つつけていて、ネイルサロンに通い、スカートをはくのが好き。しかし、「普通」のお母さんはそんなにピアスをつけず、ネイルではなく子どもにお金を使い、動きやすく汚れてもいいズボンを履くものだと言われます。

見た目だけではなく、勉強などさまざまなことで、子どもの頃から投げつけられてきた「普通」という言葉

 髪をピンクに染めると、「『普通』のお母さん、『普通』の人はしない」と言われてしまいました。子どもの頃からさんざん耳にした「普通」という言葉にぶりこさんはうんざり。自分のことを発信するのを極力控えようと思ったことも。

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 「普通」じゃなくても、誰からも理解されなくても、自分らしくいられる選択を考え続けたい。しかし、「それだけでいいのかな」とぶりこさんは思いました。自分が好きなものを好きと言い続けたり、好きなことを続けたりすれば、誰かの我慢がひとつ減るのかもしれない、と思い至ります。

 好きなことを続けるぶりこさんの姿を見て、自分も好きなようにしようと思える人や、チャレンジをしてみたくなる人も現れるかもしれないし、「普通」に悩む若い世代の子たちが少しだけホッとできるかもしれない。

発信せずに好きなことを楽しめば、自分は「普通」を押し付けたがる人に見つからず、のびのび生きられるかもしれない。でも、ぶりこさんは違う道を選びました

 いろんな人のいろんなスキや大切を守るために、「普通」という言葉と向き合いたい。人からの「普通」という言葉に傷つきながらも、自分を表現し続けようと思うぶりこさんでした。

自分らしく楽しく生きて発信する。それが、いろんな人のスキを守るためのぶりこさんの戦い

 漫画には、「『普通』は人それぞれ」「もっと柔軟に色々な事を受け入れる心が広がればいい」など共感のコメントが多く寄せられていました。

 「子どもが産まれてからもおしゃれは楽しめるんだという希望になった」「自分らしい漫画を描こうと思った」「将来ぶりこさんのように自分の好きなことを実行できる輝いた大人になりたい」などの声もあり、漫画は自分らしく生きたい人を元気づけたようです。

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 また、「自分の子どもに『普通』を押し付けたくない」と言う人も。この漫画にあるように、それぞれの「普通」を大事にしていけるといいですね。

 ぶりこさんは好きなファッションや3歳の娘との日常、子ども時代・学生時代の思い出について描いた漫画やイラストを投稿しています。

漫画に出てきたピンク髪
おしゃれ親子の服選び
最近の娘の口癖
山あり谷ありの大学時代(連載中)

作品提供:ぶりこ(hacha22843)さん

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