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霊が見えるタクシー運転手と怪しい乗客 心霊トンネルを目指す怪談漫画にゾクリ(1/4 ページ)

「動く密室で、知らない人とふたりきり」という職場、危険手当がついてもおかしくない……。

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 まったく土地勘のない場所で心霊調査をする際、まず話を聞くべきは「地元のベテランと見える、タクシーの運転手さん」です。タクシーに乗車した際に地元の怖い話を尋ねてみれば、ひとつやふたつは興味深い話が聞けるかと思いますので、興味のある方はぜひお試しください。

 今回ご紹介する作品は「怪談師・夜馬裕さんの怪談“タクシー運転手さんの恐怖体験”」です。原作は夜馬裕(@yamayu_ggh)さん、作画は漫画家の了春刀(@ryoharuto)さんが担当。2人は漫画化した怪談話を動画で読めるYouTubeチャンネル「怪談手帳」を定期更新しています。

 タクシー運転手の男性のお話。彼は霊感が強く、霊が見えるときがあると言います。ある日のこと、運転手はいつものようにお客さんの男性を拾い、行き先を尋ねるのですが……男性は「Kトンネルを通って目的地へ」という、奇妙なオーダーをするのでした。なぜならこのKトンネル、数々の心霊現象が目撃されている、非常に有名な心霊スポットなのです。

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 運転手は思います。霊感のある人間には「見えて」しまう場所、正直行きたくはない……。すると男性は「本当は通りたくないでしょ、運転手さん見えるタイプっぽいもんね」と、すべてを見透かすような言葉を投げ掛けるのでした。

 やがてタクシーはKトンネルに到着します。男性は「見えている幽霊」を話題にしようとしますが、運転手は「こういう場所でそういう話はやめにしましょう」と一蹴、車内はにわかに気まずい雰囲気に包まれました。

 しばらく後、男性は「窓ガラスを手のひらでペタペタと何度も叩き、手形を付ける」という奇妙な行動に出ます。心霊スポットなら窓に手形が付かなきゃね、などとふざける男性に対し、運転手は強い言葉で諌めました。

 それを受けた男性は、謝りつつも続けます。「運転手さん、本当に見えてないの?」……同時に運転手の背筋が凍り、車内に奇妙な「気配」が現れたのです。そして……。

 タクシー運転手を襲った怪異の正体、乗り込んできた男性の目的、そして車内で起きた「謎の現象」とは……。気になる展開と結末は、作品を読み進めてお確かめください。

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作品提供:了春刀(@ryoharuto)さん
記事:たけしな竜美(@t23_tksn

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