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大阪大学、3Dプリントで和牛肉のサシまで再現する「金太郎飴技術」を発表 

場所を問わずに和牛培養肉の作製ができそうです。

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 大阪大学は8月24日、同学の松崎典弥教授らの研究グループが培養肉で和牛肉のサシを再現する3Dプリント技術を開発したと発表しました。

線維組織ファイバーをまとめた培養肉

 研究グループは和牛培養肉を作製できる「3Dプリント金太郎飴技術」を開発。筋や脂肪、血管を金太郎飴のように統合し、3Dプリントでの作製を可能にしました。

 本技術の改善が進めば和牛のサシの再現、味や食感の調節が可能になるとのこと。これまでの培養肉は、筋線維のみで構成されるミンチが一般的で、チキンナゲットやハンバーグなどの形で提供されてきました。本技術により肉の複雑な組織構造の再現を可能となり、培養肉のテーラーメイド生産ができる未来が期待されます。

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和牛培養ステーキ肉の生産が期待されます

 研究チームは本研究の背景と意義について、2050年に世界人口が97億人に到達し、タンパク質の配給が不足する「プロテインクライシス」に備えるものとしています。本研究は3Dプリント技術に関連したものですが、3Dプリント以外の細胞の培養プロセスも含めて自動装置を開発できれば、世界中でテーラーメイドの培養肉を作製でき、SDGsへ大きく貢献できると述べました。

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