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「家の掛け軸が読めた」「祖父の遺作を解読できそう」 くずし字を“読める形”に変換するAIアプリ「みを」に反響(1/2 ページ)

国文学科や史学科の学生に朗報。

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 AIが「くずし字」を認識し、テキストに変換してくれるスマートフォンアプリ「みを」(Android版iOS版)がリリースされました。古典や歴史研究の強い味方になりそう……!

使い方解説動画
古文書等をカメラで取り込んで緑のボタンをタップするだけ
解析された文字が“読める形”で画像の上に表示
スライダーをいじれば、認識結果を部分的に表示できる

 タイ出身の日本古典文学研究者、カラーヌワット・タリン(@tkasasagi)さんが、国立情報学研究所や人文学オープンデータ共同利用センターの協力を受けて開発したアプリ。カメラで撮影した古文書等を読み込み、通常のフォントで表示してくれます。

 認識した文字を長押して、詳細情報や用例を確認したり、全文をテキストデータとしてコピーできたりと機能も豊富。AIの認識にミスがあった場合は、手動で修正できます。

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タップすると、同じ文字全てがハイライト表示。自分で読み方を覚えるのに便利
長押しすると、原本と認識結果を詳細に見られる
全文をテキスト形式でコピーし、他のアプリで活用できる

 「みを」の認識は決して完璧ではないとのことですが、今のところ「ひらがなはばっちり」と好評の様子。「これで挫折していた古書に挑戦できる」「長年読めなくてもやもやしていた、家の掛け軸が解読できた」など、感謝の声が上がりました。反響を受けタリンさんは「皆さんがいろいろな資料を読んでいる様子を見て楽しんでいます。ダウンロードも思っていたより多くうれしいです」とコメントしています。

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