「単純に耳の掃除をしてくれるだけじゃない」 漫画「耳かき専門店で働いてみたハナシ。」が読むだけで気持ちいい(1/3 ページ)
読んでるだけでも気持ちいい……。
リラクゼーションの一種として近年注目を集めているイヤーエステ店を舞台にしたエッセイ漫画「耳かき専門店で働いてみたハナシ。」が、優しい読み心地で話題を呼んでいます。
漫画家の森民つかさ(@uouououoza1)さんが投稿したのは、耳掃除・耳つぼ・頭・手・肩のマッサージをする健全なリラクゼーション「耳かき専門店」を舞台にした作品。
漫画家を目指しつつ数年間勤務していた経験を28ページの漫画にまとめたところ、「絵柄も雰囲気も柔らかくて、内容も相まって癒し系のエッセイ」「めちゃめちゃすてきな実録(エッセイ)マンガ」「熟睡しちゃうほど気持ちいいならいっぺん行ってみたい」などの感想が寄せられています。
当時21歳だった森民さんは、いろいろなアルバイトに挑戦するも長続きせず自信を失っていました。「(もしやダメ人間なのでは…)」と悩むこともありましたが、自分のペースで働けて人を癒せる仕事を探し始めます。
そんな中思い出したのはテレビで見た「耳かき専門店」の存在。無事に面接を突破し、研修当日を迎えた森民さんは、まずお客さん役で30分のコースを体験することになりますが、耳つぼの気持ちよさに驚いたり、他人に耳かきをされるのは初めてだ……と考えている間にまさかの寝落ちをしてしまいます。
これには森民さん自身がビックリしつつ、先輩から「お客さんもほとんどの方が寝ちゃうんだ」と教えられ、「耳かき専門店の醍醐味とは……単純に耳の掃除をしてくれることだけじゃない」としみじみ。「耳の中でやさしく響くガササ…ゴソソ…という音を聞いているうちにさっきまで抱えていた心配事、雑念、邪念がスッと消え良い意味で心が“無”になり瞑想状態に入れる効果があるのだと知りました」と振り返っています。
大まかな耳の汚れのタイプに耳かきの種類といった専門的な知識や、ユニークなお客さんとの心温まるエピソード、同僚・わらびさんとの出会いなどが描かれた漫画「耳かき専門店で働いてみたハナシ。」は、pixivにて掲載中です。
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