ある晴れた夏の朝、出掛けるパパの手にはなぜか傘が―― 漫画「サマーアンブレラ」の結末が甘ずっぱくもジンとくる(1/2 ページ)
長かった約束を果たす日が来ました
借りたまま返していないもの、ありませんか? 今回紹介するのは、漫画家のるびーさん(@rubydaysart)が描く、借りたままになっている「傘」のお話です。
夏の晴れた日の朝、娘・美空と出かけるお父さん。手にはなぜか傘。
電車での移動中、美空に「なんかお話して~」とせがまれ、「じゃあ、パパとママが出会った時の話をしてあげようか」と、話をはじめます。
急な大雨。雨宿りしていたお父さんに、「入る?」と傘の中の自分の横を指差すお母さん。その傘を借りて家に帰るお父さんですが、そのまま借りっぱなしになってしまいます。
「えー! だめじゃん」 話を聞いて、怒る美空。その後お父さんとお母さんはどうなったかというと……。
「10年後に返してやるよ。」
「楽しみにしてるから」
シャイなお父さんは、傘を返さなければお母さんとの関係がずっと続くと思っていたのでした。2人は結婚し、やがて美空を授かります。
借りたままの「傘」がきっかけで結婚した2人。そして今日が傘を返す約束をした10年目の日なのです。
傘を返してくれるのを待っていたかのように降り出す雨。そして2人はママ・千晴れる春の待つ場所へ。その後は……ぜひ作品でお読みください。
漫画はるびーさんと、同じく漫画家の吉本ユータヌキさん(@horahareta13)による合作。作画はるびーさん、吉本ユータヌキさんが原作をそれぞれ担当しています。
るびーさんはニューヨークで2人の子どもを育てるかたわら、新人漫画家としても活動中。Twitterのほか、自身のサイトでもさまざまな作品を公開中。吉本ユータヌキさんは家族の日常を漫画に描き、Twitterとnoteにて公開しています。
※作品提供:るびーさん(@rubydaysart)
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