「BotW」足跡モードで「ゼルダの伝説」を描く偉業 ガーディアンに襲われながらも“41日間の旅”を完走した作者にインタビュー(1/2 ページ)
41日目、合計58時間でついに「ゼルダの伝説」が完成。
「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」の旅の軌跡が“ゼルダの伝説”そのものだと話題です。1歩1歩を踏みしめるような地道な作業の結晶だ……!
ゲーム内で歩いた道のりを表示するマップ機能「足跡モード」を使って、「ブレス オブ ザ ワイルド」(以下BotW)のタイトルロゴを再現。ロゴの塗りに見える部分は実際に歩いて何度も往復しながら制作しています。
「足跡モードアート」の作者はポロニウムさん(@polonium496)。8月8日に1日目の様子をTwitterに投稿してからコツコツと旅を続け、ついに41日目の9月26日、合計58時間で“ゼルダの伝説”が完成しました。
BotWはゼルダシリーズ初のオープンワールドで、海や川、山に囲まれた大自然を自由に散策できるのも魅力の1つですが、起伏が大きい地方や強敵「ガーディアン」がうろつく地域を真っすぐ正確に歩き続けるのは、困難であるのがうかがえます。既プレイヤーであれば思わず身震いする前人未到の偉業を成し遂げたポロニウムさんに足跡モードアートを始めたきっかけなどを聞きました。
── 足跡モードアートを始めたきっかけについて教えてください。
ポロニウムさん:昔テレビで同じような企画をしていたのを思い出して、自分もやってみようと思ったのがきっかけです。実際に外を歩き回るのは大変ですが、ゲームの中ならまだ誰もやっていないと考え、「BotWの足跡モードで絵を描く」アイデアに至りました。
── どうやってロゴをゲームのマップにトレースしているのでしょうか。
ポロニウムさん:BotWのマップにロゴを重ねた画像を作り、それをもとにマップ上にスタンプやマップピンで目印をつけて制作しています。先に枠を作ってから縦方向に何度も往復して中を塗りつぶしています。
── 大変だったところはありますか。
ポロニウムさん:高低差があるゲルド高地や、ガーディアンが多いハイラル平原、地形が凸凹しているカカリコ村周辺が大変でした。
また、やり直そうと思ってデータをロードしてもそのあとセーブとロードをするとロードで消えたはずの足跡が再出現するバグにも悩まされました。
── ちなみに、何周目のBotWでしょうか。
ポロニウムさん:BotWはまだ2周しかしておらず、現在3周目をプレイ中です。足跡モードアートは2周目のデータで制作しています。
── 完成したときの気持ちはどうでしたか。
ポロニウムさん:58時間かけて作った達成感がすごく大きいです。道中いろんなことがあり、うまくいかなかった場面も多々ありましたが、ハイラルを歩き回るのはすごく楽しかったです。地道な作業を最後まで続けられたのは、応援してくださった方々のおかげなのでとても感謝しています。
2017年の発売から4年経ってもなお、新たなグリッチが発見されるなど話題が尽きないBotW。今回大きく注目された「足跡モードアート」でも遊び方の幅が広がりそうです。
画像提供・取材協力:ポロニウムさん(@polonium496)
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