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友達の弁当をごみ箱へ…… “母の手作り弁当女子”と“買い弁女子”の捻れた友情の漫画に胸が締め付けられる(1/2 ページ)

それぞれの昼食、それぞれの家庭。

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 昼食が母の手作り弁当な女子と買い弁の女子2人の捻れた友情を描いた漫画「ランチの憂鬱」が、読者にさまざまな感情を呼び起こさせる内容で人気となっています。きれいな手作り弁当は、幸せな家族の証……?


捨てられた弁当とため息

マホ(左)とリンカ(右)

 学校の昼休み、彩り豊かな母の手作り弁当を食べる「リンカ」。メロンパンと牛乳を頬張りながらうらやましがる「マホ」に、リンカは「私はマホちゃんみたいのがうらやましいな」と何げなく思いを伝えました。しかしその言葉に、グループの中心であるマホは気分を悪くしてしまった様子。翌日から、リンカの弁当はごみ箱に捨てられてしまうのでした。


マホをあわれむリンカの母

 家に帰ると、手作り料理の“映え”写真を試行錯誤しながら撮影するリンカの母。最近自分がネットに上げている手作り弁当の写真に、マホが「いいね」をくれるというのです。リンカの母はそんなマホのことを、「片親で弁当を作ってもらえないかわいそうな子」と言い放つのでした。

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マホのリンカ母との思い出

 一方マホは、家に帰っても母が仕事で1人きり。しかし、「週末は一緒に遊園地」という母の書き置きに、うれしそうに満面の笑みを浮かべるのでした。そんな彼女がスーパーに夕食を買いに行くと、リンカの母に遭遇。カップラーメンを買う自分を見て「成長期の子にこんな……」「私にいつでも相談してね?」と少し笑って話しかけて来るのでした。


リンカの思い

 後日、弁当をマホによってトイレに捨てられたリンカが家に帰ると、やはり母は料理の映え写真を撮影していました。マホがいかに不幸で、リンカがいかに恵まれているかを口走りながら。リンカは、母に語りかけます。もっと自分を見てほしいと。SNS映えのためぬいぐるみまみれになったこの家が、変であると。この日から、リンカの母のインスタ更新は止まります。


リンカの弁当に異変が

 同時に、すぐ人を仲間外れにするなど横暴を働いてきたマホ自身が、今度は友人から仲間はずれにされてしまいました。1人で昼食を食べるマホに、そっけない言葉をかけるリンカ。その言葉に気分を損ねたマホがリンカの弁当をぶちまけようとすると、なんとその中身はゆで卵のみ。


そしてリンカの家へ

 驚くマホに、リンカは今日家に来ないかと誘います。放課後、リンカの家に向かう2人。そこで知らされるマホの知らなかったリンカ家の事情と、2人のこじれた友情。言葉にできない感情がこみ上げてくるラストは、ぜひ漫画を読んで確認してみてください。

 この漫画を公開したのは、谷口菜津子さん(@nco0707)。単行本『彼女は宇宙一』に収録された話となります。

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(C)谷口菜津子/KADOKAWA

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