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遺品整理をしていたら現れた“本の亡霊たち”に反響 「切ない」「エモすぎる…」「インターステラーだ」(1/2 ページ)

アートにさえ感じられる見事な跡形が残っていました。

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 遺品整理の最中に現れた「本の亡霊たち」の写真がTwitterでさまざまな感情を呼び起こしています。

 投稿したのは、福岡県の大橋駅近くで博多スパイス料理とカレーのお店「マサラキッチン」を営んでいるミツジ(@masala_mitsuji)さん。

 本棚の奥にまるで壁紙の模様のように残った“蔵書の跡形”を、「義父の遺品整理でようやく空っぽになった本棚に残された本の亡霊たち」とツイートしたところ、15万いいねを集めるなど話題に。

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確かに“本の亡霊たち”という表現がしっくりくる……

 コメントでは「切ない」から「美しい」「芸術作品のよう」といった声までが寄せられ、長い年月をかけて刻まれた影に「心にくる」「エモすぎる…」と情緒を感じる声も上がっています。中には「積み上げた『知識』が故人の人となりを想起させる」との感想や、SF映画「インターステラー」のとあるシーンを思い出す声もみられます。

 ミツジさんによると、くっきりと残った跡は「この部屋で義母が長年温灸治療をやっており、その煙で燻された結果」だそうで、蔵書の中には比較的新しい本もあり、お義父様が読み返したり整理したりしていても跡が残りやすい環境だったようです。

 また寄せられた反響については「寂しさ、エモさ、不気味さ、将来の不安、美しさ、片付いた安心感、皆さんいろんな感じ方がありますね」と感想を述べつつ「遺族としては上記全部載せみたいな感情です」とミツジさん。

 同スレッドでは中身を撤去する前の本棚の一部も公開。江戸時代後期の禅僧・良寛に関する書籍や、日本の歴史・地理などの研究書、さらにドストエフスキーやトルストイ、チェーホフなどの本が並んでいたのが確認できます。

 なお、こちらは戸建ての2階にある本棚だそうで、「書籍に限らず2階に大量のコレクションを保管している皆様、遺品整理の時に業者さんの腰が死ぬのでコレクションはぜひ1階に」という呼びかけからも、整理がかなり大変だったことが伝わってくるツイートとなっています。

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画像提供:ミツジ@マサラキッチン(@masala_mitsuji)さん

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